マジすか学園3☆#3ー4☆
チームホルモンが夜の街を歩いている。薄暗い裏道をー。
「前田が、とうとう、マジの決意を見せたな…。“ラッパッパの音は、絶やせない”か…。おれたちも、やるしかねーぜ」
吹奏楽部室で見せた
前田の檄を思い返すリーダーのヲタ。
もう決して迷わない。
どうなったとしてもー。多くの犠牲が出るかもしれない。しかし、それを最小限に留める。
売られた喧嘩は買う。
それがマジ女魂。
ラッパッパを受け継ぐということは、マジ女を背負うということ。
チームホルモンも、それに賛同したのだった。
「そうだな。ラッパッパの二年坊がやられちまったからなー。まぁ、前田が“てっぺん”だってことを面白く思わない連中も、中にはいるだろうけど…。
おれらのジャージも新調するか。この機会に」
数々の激闘を共にしてきた
歴戦の戦闘服にやさしく触れるサブリーダーのバンジー。
「ジャージといえば、おれたちの特攻服だからな。で、部長は、やっぱり、前田かな?」
特攻隊長のウナギが、夜空を見上げる。
「あいつは、奥ゆかしいからな…。副部長とかって、言いそうだな。となると、部長は…?」
会計監査役のアキチャが、そう言うと、皆、「うーん」と黙ってしまった。
ただひとり、
肉を焼く時間を計る役のムクチだけが、
首に下げたストップウォッチを揺らしながら、両方の人差し指で自分の顔を差していた。ニコニコと。
来たるべき嵐の前の静けさ…。
チームホルモンの行く手に、ひっそりと灰色の壁があった。
その壁が、動く。
人の壁。鈍色(濃い灰色)の特攻服。くっきりと赤くDIVAの文字が浮かぶー。およそ、五十人以上は、いるように見える。
「ディーヴァ…。もう、こんなに東京に入り込んでたのか…」
バンジーが息をのむ。
「マジ女やな?」
先頭の少女が短く確認する。
「お前ら、束になって来やがって…、学校のほうは大丈夫なのか?それとも修学旅行かよ!?」
「おれ一人でも構わんかったんやけど、うちの軍師の岸野さんが決めたことやからな。学校のほうは心配すな。東京潰すのに、そない時間かからんやろ」
アキチャの疑問を、鼻で笑い飛ばす少女。
「ちっ!タイマンでも、乱闘でもいいぜ…どっちも大好物だ!」
吠えるウナギ。
笑う鈍色のディーヴァの少女たち。
「今日で、チームホルモンは解散、いや消滅やな」
その言葉に、どっと笑いがおこった。
「ティームホルモンだよ!」
ムクチがキレる。
臨戦態勢は整った。
「喧嘩上等だ!マジ女なめんじゃねーぞ!オラァ!」
ヲタの叫びが、開戦の合図。
マジ女とディーヴァ、
そして、東京のすべての強者たちを巻き込んだ、血で血を洗う戦争の始まりであった。
「前田が、とうとう、マジの決意を見せたな…。“ラッパッパの音は、絶やせない”か…。おれたちも、やるしかねーぜ」
吹奏楽部室で見せた
前田の檄を思い返すリーダーのヲタ。
もう決して迷わない。
どうなったとしてもー。多くの犠牲が出るかもしれない。しかし、それを最小限に留める。
売られた喧嘩は買う。
それがマジ女魂。
ラッパッパを受け継ぐということは、マジ女を背負うということ。
チームホルモンも、それに賛同したのだった。
「そうだな。ラッパッパの二年坊がやられちまったからなー。まぁ、前田が“てっぺん”だってことを面白く思わない連中も、中にはいるだろうけど…。
おれらのジャージも新調するか。この機会に」
数々の激闘を共にしてきた
歴戦の戦闘服にやさしく触れるサブリーダーのバンジー。
「ジャージといえば、おれたちの特攻服だからな。で、部長は、やっぱり、前田かな?」
特攻隊長のウナギが、夜空を見上げる。
「あいつは、奥ゆかしいからな…。副部長とかって、言いそうだな。となると、部長は…?」
会計監査役のアキチャが、そう言うと、皆、「うーん」と黙ってしまった。
ただひとり、
肉を焼く時間を計る役のムクチだけが、
首に下げたストップウォッチを揺らしながら、両方の人差し指で自分の顔を差していた。ニコニコと。
来たるべき嵐の前の静けさ…。
チームホルモンの行く手に、ひっそりと灰色の壁があった。
その壁が、動く。
人の壁。鈍色(濃い灰色)の特攻服。くっきりと赤くDIVAの文字が浮かぶー。およそ、五十人以上は、いるように見える。
「ディーヴァ…。もう、こんなに東京に入り込んでたのか…」
バンジーが息をのむ。
「マジ女やな?」
先頭の少女が短く確認する。
「お前ら、束になって来やがって…、学校のほうは大丈夫なのか?それとも修学旅行かよ!?」
「おれ一人でも構わんかったんやけど、うちの軍師の岸野さんが決めたことやからな。学校のほうは心配すな。東京潰すのに、そない時間かからんやろ」
アキチャの疑問を、鼻で笑い飛ばす少女。
「ちっ!タイマンでも、乱闘でもいいぜ…どっちも大好物だ!」
吠えるウナギ。
笑う鈍色のディーヴァの少女たち。
「今日で、チームホルモンは解散、いや消滅やな」
その言葉に、どっと笑いがおこった。
「ティームホルモンだよ!」
ムクチがキレる。
臨戦態勢は整った。
「喧嘩上等だ!マジ女なめんじゃねーぞ!オラァ!」
ヲタの叫びが、開戦の合図。
マジ女とディーヴァ、
そして、東京のすべての強者たちを巻き込んだ、血で血を洗う戦争の始まりであった。