マジすか学園3☆#2ー7☆ | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園3☆#2ー7☆

「きゃー!ケンカよー!」

泣き叫ぶ塾帰りの女子高生。有名進学塾の前。午後十時。


「サワコさん!早く!」
サワコと呼ぶ少女の手を取り、泣き叫ぶ女子高生とは逆に、野次馬に加わろうとする好奇心旺盛な同じく塾生の中俣シオリ。

「君…、喧嘩が好きなのか?」

男装が似合いそうな、すらっとした美形の
秦(はた)サワコが、嘆息する。前髪をかきあげながら。茶色のブレザーは都内随一の進学校のもの。


「お互い、受験生ともなると、ストレス溜まるでしょ?わたし、プロレスとか格闘技、テレビで見るのも好きだし」

かわいらしい、いかにも女の子の中俣が、サワコを見上げるように言う。

「プロレスと喧嘩を、一緒にしてるのか、君は…」
やれやれといった表情。

野次馬の中で、頭ひとつ出ている長身のサワコ。ショートカットが小顔によく似合う。


衆人環視のなか
喧嘩をしていたのは、二人の少女。


青いスカジャンの少女。内には、マジすか女学園の制服。

マジすか女学園、二年、
松井ジュリナ。


対するはー


矢場久根女子高校、一年、

市川ミオリ。

矢場久根女子校の新総長。
サドを沈めたー

ツインテールの…悪魔。

喧嘩の原因は、通りすがりに、目があった、ただそれだけのこと。


情勢は、ミオリがおしていた。

圧倒的にー。


おそろしいものを見るように、遠巻きから眺める野次馬たち。

ミオリの背中には、どす黒いオーラが吹き出してみえた。

無秩序で、無慈悲な拳が唸る。悪魔の拳。

ジュリナの両腕のガードをすり抜ける。いとも容易く。血にまみれる顔。視界がぼやける。

(軌道が…、読めねー…)

身軽さを発揮し
距離を取ろうとするも、瞬時に詰められる。防戦一方のジュリナ。いままで、味わったことのない、迅く、そして、重みのあるパンチ。天性の勘のみが、致命傷を防いでいた。
よろめく。
ギリギリ、意識を保つ。

(も…、もっていかれる…)


「お前のほうから仕掛けといて、この程度か!お前も、サド同様、“病院おくり”にしてやるよ!」



(サド…?)

ジュリナの両腕のガードが下がる。

悪魔が、その隙を見逃すはずがなく、黒い拳がとぶ。

「死ね!」


ジュリナの
つぶれかけた瞳に光が宿る。

初めて、その拳を左掌で完全に受け止めたジュリナ。


「そうか…、お前だったのか…」


ジュリナの右拳が閃く。閃光のような右ストレート。


間一髪かわした
ミオリの左の髪の束がほどける。ツインテールがハーフツインに…。


「サドには悪いが…、お前は、おれが…ぶっ潰す!」

怒りを込めて、ジュリナは、激しく言い放った。