マジすか学園3☆#2ー6☆ | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園3☆#2ー6☆

「海の向こうの世界でも…、愛が…壊れ始めている…」


六本木にあるよく当たると噂の完全予約制占星術ショップ。

通称ー魔女の館。


現時点で、峯岸みなみが、次期生徒会長になれないことを知っているのは、館の主人ー六本木の魔女と呼ばれる彼女だけだろう。未来を視る能力を持つー漆黒の衣に切れ長の瞳ー元ラッパッパ副部長。


「…日本では、すでに嵐が吹き荒れている。闇の嵐。灰色の空…」

しなやかで艶やかな指の先には、タロットカードがあった。

【悪魔】のカード。

DEVIL…


D…


「前田…、あなたは太陽…。あなたが皆を照らし、闇を振り払うのです…灰色の闇を…」

大島優子の代わりではなく、あなたはあなた。

前田敦子。マジ女のてっぺん。

(ただ、あなたひとりのちからでは、この未曽有の危機を乗り越えることは困難…。まだ、ピースが足りない…。そのために…、あの子たちには、イヤな役回りをさせてしまいました…)



ガチャ…

古びた木製の扉を開く音。


「ここに来れば、強くなれるって聞いてきたんだけど」

ぶっきらぼうに言う
学ランを先頭に、大歌舞伎、小歌舞伎、だるまが、順番に、はいってきた。

「本当に強くなれるのかい?」

「あたしたち、強くなりたいんです!」


「強くならんと…、いかんのや…」


四人の決意が、言葉の端々、からだ全体にあふれている。魔女は、全身が震えるような希望を覚えた。

だが…


「気持ちはわかりました…。しかし、気持ちだけで強くなれるものではありません…。下手をすれば、死ぬことも…」


1を10にするのは簡単。しかし、11を20にするのは難しい。
つまり、実力がある者ほど、飛躍的な強さを得ることは難しい。それぞれの限界というものがある。キャパシティ。

トップアスリートが、世界記録を、0.1秒、1センチ、更新するようなもの。並大抵の努力では、到底おぼつかない。


“死”というフレーズを聞いても、平然としている四人。覚悟は、すでに出来ていた。ほんの少しでもいい。強くなれるなら…。


(わかっては、いました…。あなたたちが、死ぬことなど、恐れるはずがないということは…。なぜなら…、あなたたちは…、私たちの後輩…マジ女の生徒なのだから…)


喧嘩で負けるくらいなら、死を選ぶような者たちだということをー。


「奥へ…進みなさい」





マジすか女学園
吹奏楽部室ー


前田の目の前が、血で染まっていた。血の赤。

決意表明に来た前田を襲った悲劇。

前田が、部室にはいったとき、すでにー

ラッパッパの四人

昭和、ジャンボ、アニメ、ライスが、見るも無惨な姿で、やられていた。
部室内はメチャクチャに荒らされている。

窓ガラスは割られ、椅子は倒され、楽器が散乱していた。


壁には、血文字で大きく、Dと…。


怒りにまかせて
前田は、その壁に向かって、左の拳を、ぶち込んだ。

決意の瞳。


「ディーヴァ…ゆるさねぇ…」