マジすか学園3☆#2ー3☆
前田は、家を出て、
思い出の場所ー
いつもの河川敷に来ていた。
学校をサボるのなんて、久しぶりだな、と思いながらー。
今日も、相変わらず、川は、左から右に流れている。とまらずに。ゆっくりと。
膝を立て、そこに頭をつけるようにして、座っている前田。
(みなみ…、どうすれば、いいのかな…)
太陽の光が射し込む。
「あれっ!敦子!今日も来てるのか!」
一昨日、出逢ったスカイブルーに蝶の刺繍のスカジャンの少女。茶系の髪が、肩までかかっている。
「晴香!」
「また、喧嘩したのか…。しょうがねーな。ったく」
晴香は、前田の顔の真新しい傷を見て言った。
「喧嘩じゃないよ!喧嘩じゃ…」
あわてる前田。そして、考え込む。
それを優しく見つめる晴香。自然と隣りに座る。
「そういえばさー、晴香って、いくつなの?学校は?」
「レディに、いきなり、年、聞くか!?」
「ははは!レディって」
「おれは、高三だよ。通信制の学校でね」
「そうなんだー。同い年だ。そういえば、こないだ、“夢”って…」
「そうさ!おれの夢は、介護士になることだ。そのために勉強してるんだ」
「えっ!介護士!?わたしもだよ!」
「おお!同志だな」
前田と晴香は、まるで、旧年来の親友のように、話が弾んだ。それは、晴香の雰囲気が、どことなく、“彼女”に似ているからなのかもしれない。いまはなき…。
二人は、時間を忘れて、語り合った。
「なんか、元気出たよ。ありがとう」
「そっか、なんか、よくわかんないけど」
「いまから、学校行くよ」
「おう。おれもそろそろバイトの時間だ」
晴香は、前田の後ろ姿を複雑な表情で見送っていた。
「おいおい、誰かと思ったら、この前のやつじゃねーか」
一昨日の三人組が、またしても、通りかかった。矢場久根女子高の生徒。晴香に因縁をつけてくる。
数瞬後ー
ため息をつく晴香。
「もう、これからは、この辺り、うろつくなよ…」
晴香の足元には、苦しみのたうつ矢場久根の三人組の姿があった。
流れる川を見て、小野晴香は、ひとり、つぶやいた。
「敦子…、お前が憎い…」
思い出の場所ー
いつもの河川敷に来ていた。
学校をサボるのなんて、久しぶりだな、と思いながらー。
今日も、相変わらず、川は、左から右に流れている。とまらずに。ゆっくりと。
膝を立て、そこに頭をつけるようにして、座っている前田。
(みなみ…、どうすれば、いいのかな…)
太陽の光が射し込む。
「あれっ!敦子!今日も来てるのか!」
一昨日、出逢ったスカイブルーに蝶の刺繍のスカジャンの少女。茶系の髪が、肩までかかっている。
「晴香!」
「また、喧嘩したのか…。しょうがねーな。ったく」
晴香は、前田の顔の真新しい傷を見て言った。
「喧嘩じゃないよ!喧嘩じゃ…」
あわてる前田。そして、考え込む。
それを優しく見つめる晴香。自然と隣りに座る。
「そういえばさー、晴香って、いくつなの?学校は?」
「レディに、いきなり、年、聞くか!?」
「ははは!レディって」
「おれは、高三だよ。通信制の学校でね」
「そうなんだー。同い年だ。そういえば、こないだ、“夢”って…」
「そうさ!おれの夢は、介護士になることだ。そのために勉強してるんだ」
「えっ!介護士!?わたしもだよ!」
「おお!同志だな」
前田と晴香は、まるで、旧年来の親友のように、話が弾んだ。それは、晴香の雰囲気が、どことなく、“彼女”に似ているからなのかもしれない。いまはなき…。
二人は、時間を忘れて、語り合った。
「なんか、元気出たよ。ありがとう」
「そっか、なんか、よくわかんないけど」
「いまから、学校行くよ」
「おう。おれもそろそろバイトの時間だ」
晴香は、前田の後ろ姿を複雑な表情で見送っていた。
「おいおい、誰かと思ったら、この前のやつじゃねーか」
一昨日の三人組が、またしても、通りかかった。矢場久根女子高の生徒。晴香に因縁をつけてくる。
数瞬後ー
ため息をつく晴香。
「もう、これからは、この辺り、うろつくなよ…」
晴香の足元には、苦しみのたうつ矢場久根の三人組の姿があった。
流れる川を見て、小野晴香は、ひとり、つぶやいた。
「敦子…、お前が憎い…」