マジすか学園3☆#2ー3☆ | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園3☆#2ー3☆

前田は、家を出て、

思い出の場所ー
いつもの河川敷に来ていた。

学校をサボるのなんて、久しぶりだな、と思いながらー。


今日も、相変わらず、川は、左から右に流れている。とまらずに。ゆっくりと。

膝を立て、そこに頭をつけるようにして、座っている前田。

(みなみ…、どうすれば、いいのかな…)


太陽の光が射し込む。


「あれっ!敦子!今日も来てるのか!」

一昨日、出逢ったスカイブルーに蝶の刺繍のスカジャンの少女。茶系の髪が、肩までかかっている。

「晴香!」

「また、喧嘩したのか…。しょうがねーな。ったく」

晴香は、前田の顔の真新しい傷を見て言った。

「喧嘩じゃないよ!喧嘩じゃ…」

あわてる前田。そして、考え込む。

それを優しく見つめる晴香。自然と隣りに座る。

「そういえばさー、晴香って、いくつなの?学校は?」


「レディに、いきなり、年、聞くか!?」


「ははは!レディって」

「おれは、高三だよ。通信制の学校でね」


「そうなんだー。同い年だ。そういえば、こないだ、“夢”って…」


「そうさ!おれの夢は、介護士になることだ。そのために勉強してるんだ」


「えっ!介護士!?わたしもだよ!」


「おお!同志だな」


前田と晴香は、まるで、旧年来の親友のように、話が弾んだ。それは、晴香の雰囲気が、どことなく、“彼女”に似ているからなのかもしれない。いまはなき…。


二人は、時間を忘れて、語り合った。


「なんか、元気出たよ。ありがとう」

「そっか、なんか、よくわかんないけど」

「いまから、学校行くよ」

「おう。おれもそろそろバイトの時間だ」


晴香は、前田の後ろ姿を複雑な表情で見送っていた。


「おいおい、誰かと思ったら、この前のやつじゃねーか」

一昨日の三人組が、またしても、通りかかった。矢場久根女子高の生徒。晴香に因縁をつけてくる。


数瞬後ー


ため息をつく晴香。

「もう、これからは、この辺り、うろつくなよ…」

晴香の足元には、苦しみのたうつ矢場久根の三人組の姿があった。


流れる川を見て、小野晴香は、ひとり、つぶやいた。



「敦子…、お前が憎い…」