マジすか学園3☆#1ー1☆
マジすか女学園
校庭の片隅ー
春とはいえ、まだ肌寒いなか
前田とヲタが、鋭い目つきで、睨みあっていた。
吹きさらしの風が、両者を容赦なく叩く。
「ヲタ…、マジなんだな…」
「前田…、本気で来いよ!」
「そうか…、やるしかなさそうだな」
「いくぜ!」
桜の花びらが舞う。
前田が、左の拳を、
ヲタが、右の拳を、
同時に、振りかぶった。
「じゃんけん、ぽん!」
結果
前田がチョキ、ヲタがパーだった。
「よっしゃー!あつ姐の勝ちやー!これで、特上ハラミは、おれらのもんやでー!」
うなだれるヲタ。とチームホルモンのメンバー。
対照的に
喜ぶ前田と、だるま、学ラン、歌舞伎シスターズ。
チーム対抗じゃんけんによる、肉の取り合いであった。
七輪の網の上から、美味しそうに焼かれた特上ハラミを、口に運ぶ前田たち。
「おいしい!」
「まいうーやで」
「姉貴!うまいよ!」
「あぁ、特上だね」
「敦子、よくやった!」
あの事件から、二日。
前田たちは、放課後、
約束のホルモンパーティーの真っ最中であった。昨日は、一日、校長のはからいにより、休校ということもあり、傷も癒えはじめていた。
「次は、上ミノで勝負だ!」
鼻息荒く、またしても、勝負を挑もうとするヲタ。
それを見て、バンジーが、呆れ顔で言う。
「言い出しっぺが負けてるんじゃ…、話にならねーな」
「リーダー失格じゃね?」
「新リーダー決定じゃんけん大会やるか?」
アキチャとウナギが不穏当な発言をしつつ、顔を見合わせ、笑っていた。
「……」
ムクチは、無言で、ひとり、じゃんけんの練習を始めていた。
「そういや、今日、あの関西人、学校来なかったな」
ヲタが、負けたことを誤魔化すかのように、山本さやかの話題をふったときー
「ホルモン、おいしそうやなー」
関西弁の少女が、いつの間にか、すぐ、そばまで来ていた。
「お前…、誰だよ?」
サヤでも、山田ナナでもない。見たことのない制服を着た関西弁の少女に、警戒感を露わにするヲタたち。
「ホルモン食べたかったら、アンタにじゃんけんで勝てば、ええんか?」
「お前、じゃんけんに、自信あんのかよ?」
「別に…、喧嘩でも、構わんで。どっちかっちゅうと、そっちのほうが…自信あるわ」
瞬間ー
空気が、張りつめた。
校庭の片隅ー
春とはいえ、まだ肌寒いなか
前田とヲタが、鋭い目つきで、睨みあっていた。
吹きさらしの風が、両者を容赦なく叩く。
「ヲタ…、マジなんだな…」
「前田…、本気で来いよ!」
「そうか…、やるしかなさそうだな」
「いくぜ!」
桜の花びらが舞う。
前田が、左の拳を、
ヲタが、右の拳を、
同時に、振りかぶった。
「じゃんけん、ぽん!」
結果
前田がチョキ、ヲタがパーだった。
「よっしゃー!あつ姐の勝ちやー!これで、特上ハラミは、おれらのもんやでー!」
うなだれるヲタ。とチームホルモンのメンバー。
対照的に
喜ぶ前田と、だるま、学ラン、歌舞伎シスターズ。
チーム対抗じゃんけんによる、肉の取り合いであった。
七輪の網の上から、美味しそうに焼かれた特上ハラミを、口に運ぶ前田たち。
「おいしい!」
「まいうーやで」
「姉貴!うまいよ!」
「あぁ、特上だね」
「敦子、よくやった!」
あの事件から、二日。
前田たちは、放課後、
約束のホルモンパーティーの真っ最中であった。昨日は、一日、校長のはからいにより、休校ということもあり、傷も癒えはじめていた。
「次は、上ミノで勝負だ!」
鼻息荒く、またしても、勝負を挑もうとするヲタ。
それを見て、バンジーが、呆れ顔で言う。
「言い出しっぺが負けてるんじゃ…、話にならねーな」
「リーダー失格じゃね?」
「新リーダー決定じゃんけん大会やるか?」
アキチャとウナギが不穏当な発言をしつつ、顔を見合わせ、笑っていた。
「……」
ムクチは、無言で、ひとり、じゃんけんの練習を始めていた。
「そういや、今日、あの関西人、学校来なかったな」
ヲタが、負けたことを誤魔化すかのように、山本さやかの話題をふったときー
「ホルモン、おいしそうやなー」
関西弁の少女が、いつの間にか、すぐ、そばまで来ていた。
「お前…、誰だよ?」
サヤでも、山田ナナでもない。見たことのない制服を着た関西弁の少女に、警戒感を露わにするヲタたち。
「ホルモン食べたかったら、アンタにじゃんけんで勝てば、ええんか?」
「お前、じゃんけんに、自信あんのかよ?」
「別に…、喧嘩でも、構わんで。どっちかっちゅうと、そっちのほうが…自信あるわ」
瞬間ー
空気が、張りつめた。