#15ー10☆ | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

#15ー10☆

三年前の春ー


アンダーガールズという組織が結成されて一年。
都内で、その実力が頭角をあらわしはじめた頃。

『組織に入るのに入試があるのか?』

『あなたは、試験という名のつくものは、嫌いでしたね』

K中学三年の二人の少女。紺のセーラー服。

『あなたたちが、わが組織に属したいというお二人ですね。私は、総参謀の大矢マサナ。腕に覚えのある者のみ、入隊を許可しておりますので…』

当時、二百名に達しようかという武闘派集団。弱者は、必要なかった。


マサナが、重々しい扉を指差し、言った。

『扉の向こうに特攻隊が五十名、準備しています。そうですね…、十分間、彼女たちと闘い、耐えることができれば、合格としましょう。途中で、意識を失ったり、逃げ出したりすれば、不合格となります』

それを聞き
セーラー服の少女二人は、何か、揉めているようだった。

『ちょっと待てよ!聞いてねーぞ!そんなこと…』

『どうしましょう…』



(ふふ…、厳しい試験に、臆しましたか…)


二人は、仕方ないという風情で、扉に向かった。

『それでは…スタート!』

マサナの側近が、腕時計を見て、時間を計り始める。


三分後


扉が開いた。

『た…、たすけて…』

瀕死の状態で、飛び出してきたのは、紫の特攻服の特攻隊員だった。

そのあとに続き、


セーラー服の少女が二人。汗もかかず、無傷で、姿を見せた。


『ま、まさか!?』


マサナが、室内の様子を見る。

すべての特攻隊員が、倒れ伏していた。

『飛んだ…』

『鳥か…』

『見えなかった…』

意味不明なことを口走っている隊員たち。


セーラー服の二人は、自分たちの強さを知っていた。そのための逡巡。ためらいだった。

『やっちまったな…。一応、先輩になるから、手加減したんだけどな』

『こうなるとは、思ってましたが、やはり、気がひけますね』


マサナが、驚いた表情で、二人に近づく。


『あなたたち、名前は?』


後の
親衛隊長と特攻隊長が、申し訳なさそうに、名を名乗った。


(この二人がいれば、私の夢を…実現することができる…必ず)







#15『最終決戦!前田軍団vsアンダーガールズ!』 終