#15ー10☆
三年前の春ー
アンダーガールズという組織が結成されて一年。
都内で、その実力が頭角をあらわしはじめた頃。
『組織に入るのに入試があるのか?』
『あなたは、試験という名のつくものは、嫌いでしたね』
K中学三年の二人の少女。紺のセーラー服。
『あなたたちが、わが組織に属したいというお二人ですね。私は、総参謀の大矢マサナ。腕に覚えのある者のみ、入隊を許可しておりますので…』
当時、二百名に達しようかという武闘派集団。弱者は、必要なかった。
マサナが、重々しい扉を指差し、言った。
『扉の向こうに特攻隊が五十名、準備しています。そうですね…、十分間、彼女たちと闘い、耐えることができれば、合格としましょう。途中で、意識を失ったり、逃げ出したりすれば、不合格となります』
それを聞き
セーラー服の少女二人は、何か、揉めているようだった。
『ちょっと待てよ!聞いてねーぞ!そんなこと…』
『どうしましょう…』
(ふふ…、厳しい試験に、臆しましたか…)
二人は、仕方ないという風情で、扉に向かった。
『それでは…スタート!』
マサナの側近が、腕時計を見て、時間を計り始める。
三分後
扉が開いた。
『た…、たすけて…』
瀕死の状態で、飛び出してきたのは、紫の特攻服の特攻隊員だった。
そのあとに続き、
セーラー服の少女が二人。汗もかかず、無傷で、姿を見せた。
『ま、まさか!?』
マサナが、室内の様子を見る。
すべての特攻隊員が、倒れ伏していた。
『飛んだ…』
『鳥か…』
『見えなかった…』
意味不明なことを口走っている隊員たち。
セーラー服の二人は、自分たちの強さを知っていた。そのための逡巡。ためらいだった。
『やっちまったな…。一応、先輩になるから、手加減したんだけどな』
『こうなるとは、思ってましたが、やはり、気がひけますね』
マサナが、驚いた表情で、二人に近づく。
『あなたたち、名前は?』
後の
親衛隊長と特攻隊長が、申し訳なさそうに、名を名乗った。
(この二人がいれば、私の夢を…実現することができる…必ず)
#15『最終決戦!前田軍団vsアンダーガールズ!』 終
アンダーガールズという組織が結成されて一年。
都内で、その実力が頭角をあらわしはじめた頃。
『組織に入るのに入試があるのか?』
『あなたは、試験という名のつくものは、嫌いでしたね』
K中学三年の二人の少女。紺のセーラー服。
『あなたたちが、わが組織に属したいというお二人ですね。私は、総参謀の大矢マサナ。腕に覚えのある者のみ、入隊を許可しておりますので…』
当時、二百名に達しようかという武闘派集団。弱者は、必要なかった。
マサナが、重々しい扉を指差し、言った。
『扉の向こうに特攻隊が五十名、準備しています。そうですね…、十分間、彼女たちと闘い、耐えることができれば、合格としましょう。途中で、意識を失ったり、逃げ出したりすれば、不合格となります』
それを聞き
セーラー服の少女二人は、何か、揉めているようだった。
『ちょっと待てよ!聞いてねーぞ!そんなこと…』
『どうしましょう…』
(ふふ…、厳しい試験に、臆しましたか…)
二人は、仕方ないという風情で、扉に向かった。
『それでは…スタート!』
マサナの側近が、腕時計を見て、時間を計り始める。
三分後
扉が開いた。
『た…、たすけて…』
瀕死の状態で、飛び出してきたのは、紫の特攻服の特攻隊員だった。
そのあとに続き、
セーラー服の少女が二人。汗もかかず、無傷で、姿を見せた。
『ま、まさか!?』
マサナが、室内の様子を見る。
すべての特攻隊員が、倒れ伏していた。
『飛んだ…』
『鳥か…』
『見えなかった…』
意味不明なことを口走っている隊員たち。
セーラー服の二人は、自分たちの強さを知っていた。そのための逡巡。ためらいだった。
『やっちまったな…。一応、先輩になるから、手加減したんだけどな』
『こうなるとは、思ってましたが、やはり、気がひけますね』
マサナが、驚いた表情で、二人に近づく。
『あなたたち、名前は?』
後の
親衛隊長と特攻隊長が、申し訳なさそうに、名を名乗った。
(この二人がいれば、私の夢を…実現することができる…必ず)
#15『最終決戦!前田軍団vsアンダーガールズ!』 終