#14ー3☆
八階ー
「ガハハハハ!一発で終わりか?前田は、何発くらっても、立ち上がってきたぜよ」
親衛隊十人衆
クワバラの一本背負いの信じられない衝撃。
ミナにとって、いまだかつて味わったことのないダメージ。
(こんなのを…何発も…か。マジ女のてっぺんは…どんだけ、修羅場くぐってんだよ…)
ただ、天井を見つめるミナ。
「ミナー!立てー!前田さんだったら、こんなやつとっくに倒してるぞー!」
スズランが叫んでいた。
「もうひとり、いたな。さっさと終わらせて、前田たちを追うぜよ」
クワバラが、今度はスズランに襲いかかる。掴まったらアウトだ。
しかし、スズランは、容易に掴まらなかった。頭脳だけでなく、避けるテクニックも超一流だった。攻撃力は、ほぼ皆無に等しいのだが。
「ちっ!ちょこまかと!」
「ミナ!お前、そんなんでいいのかよ!情けないぞ!正義の味方!」
スズランの言葉に反応し、ミナが動くのが、襲い来るクワバラの後ろのほうに見えた。
(そうか…、おれは情けないのか…このままじゃ…)
そして
なんとか、立ち上がるミナ。
うおおおおお!
雄叫びをあげる。
「よし!決めたぜ!これからは、前田のことを、さん付けで呼ぶことにする!」
「何宣言!?」
IQ180の頭脳をもってしても、ミナの理解に苦しむスズランだった。
九階ー
「なーんてね。前田と闘わせてあげようと思ったけど、やっぱ、やーめた!」
須田の雰囲気が元に戻った。いつもの軽い口調。ひとをくった態度。
「須田…、あなたは所詮、偽物。あなたがいくら…モノマネが得意だからと言って…前田の心まで、うつすことはできません!決して」
マナツが静かに闘志を燃やす。まだ、気迫は失っていない。
「ふーん」
カチンときたのか、無表情で、マナツを眺めやる須田。
瞬間移動の如く、その場から姿を消す。超スピード。
「ぐっ!がっ!」
マナツが、ひとりで、踊っているかのように、殴られ続ける。右から、左から、上から、下から。両腕のブロックに意味はなかった。
「マナツ!」
叫ぶ前田を左手で制する峯岸。表情は険しい。
「あいつは、マジだ…。邪魔は、できない」
もう少しだけ…
と、マナツに理解をしめしつつも、複雑な胸中の峯岸だった。
防戦一方だったが
マナツの目は、まだ死んではいなかった。何かを狙っているようなー。
刹那ー
バシ!という音と同時に、攻撃を加えていたはずの須田が、床に転がる。
「えっ?」
なんで…?
頬をおさえる須田。
「今度は…、見えなかったみたいですね…」
マナツは傷だらけの顔で、微笑んだ。
「ガハハハハ!一発で終わりか?前田は、何発くらっても、立ち上がってきたぜよ」
親衛隊十人衆
クワバラの一本背負いの信じられない衝撃。
ミナにとって、いまだかつて味わったことのないダメージ。
(こんなのを…何発も…か。マジ女のてっぺんは…どんだけ、修羅場くぐってんだよ…)
ただ、天井を見つめるミナ。
「ミナー!立てー!前田さんだったら、こんなやつとっくに倒してるぞー!」
スズランが叫んでいた。
「もうひとり、いたな。さっさと終わらせて、前田たちを追うぜよ」
クワバラが、今度はスズランに襲いかかる。掴まったらアウトだ。
しかし、スズランは、容易に掴まらなかった。頭脳だけでなく、避けるテクニックも超一流だった。攻撃力は、ほぼ皆無に等しいのだが。
「ちっ!ちょこまかと!」
「ミナ!お前、そんなんでいいのかよ!情けないぞ!正義の味方!」
スズランの言葉に反応し、ミナが動くのが、襲い来るクワバラの後ろのほうに見えた。
(そうか…、おれは情けないのか…このままじゃ…)
そして
なんとか、立ち上がるミナ。
うおおおおお!
雄叫びをあげる。
「よし!決めたぜ!これからは、前田のことを、さん付けで呼ぶことにする!」
「何宣言!?」
IQ180の頭脳をもってしても、ミナの理解に苦しむスズランだった。
九階ー
「なーんてね。前田と闘わせてあげようと思ったけど、やっぱ、やーめた!」
須田の雰囲気が元に戻った。いつもの軽い口調。ひとをくった態度。
「須田…、あなたは所詮、偽物。あなたがいくら…モノマネが得意だからと言って…前田の心まで、うつすことはできません!決して」
マナツが静かに闘志を燃やす。まだ、気迫は失っていない。
「ふーん」
カチンときたのか、無表情で、マナツを眺めやる須田。
瞬間移動の如く、その場から姿を消す。超スピード。
「ぐっ!がっ!」
マナツが、ひとりで、踊っているかのように、殴られ続ける。右から、左から、上から、下から。両腕のブロックに意味はなかった。
「マナツ!」
叫ぶ前田を左手で制する峯岸。表情は険しい。
「あいつは、マジだ…。邪魔は、できない」
もう少しだけ…
と、マナツに理解をしめしつつも、複雑な胸中の峯岸だった。
防戦一方だったが
マナツの目は、まだ死んではいなかった。何かを狙っているようなー。
刹那ー
バシ!という音と同時に、攻撃を加えていたはずの須田が、床に転がる。
「えっ?」
なんで…?
頬をおさえる須田。
「今度は…、見えなかったみたいですね…」
マナツは傷だらけの顔で、微笑んだ。