#13ー3☆ | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

#13ー3☆

八階ー

扉の向こうから、怒声や悲鳴の入り混じったような音が聞こえる。
思わず顔を見合わせる、扉の前の峯岸と前田。

ガーン、という激しい音とともに、鉄の扉が震えた。何かが、ぶつかったようだ。

「とにかく、行くぞ!前田」
うなずく前田を見て、扉に手をかける峯岸。

ガチャリ


「ガハハハハ!」

大きな笑い声ー



死屍累々ー

黒い特攻服の少女が、アンダーガールズの紫の特攻服を着た意識のない人間を、笑いながら殴り続けていた。

周りには、血反吐を吐き、血まみれで、寝転がっているアンダーガールズ隊員の姿がいくつもあった。扉のそばにもー。
先ほどの音の正体を理解し、
凄惨な場面に、息をのむ前田。


「無抵抗の人間を痛めつけるのは、いくない!」
木刀で、黒の特攻服の少女を指す峯岸。ありあまる正義感。

遊びを邪魔された子供のように、不機嫌な顔つきで、こちらに視線をうつす少女。

「お前も、カツオのたたきにしてやろうか?」

狂気の瞳。

「一応、訊いておくが、お前が、親衛隊十人衆か?」


「そうぜよ!十人衆のクワバラぜよ!命令違反したやつらと、じゃれあっとっただけやき」

ガハハハハと、桑原ミズキが、笑いながら答えた。

「粛清か…」

命令違反の多い隊員に対する綱紀粛正という名目の処刑だった。クワバラにとっては、暇つぶしにすぎなかったがー。

「まとめて、かかってこいち!二人でも、三人でも!四人でも!ガハハハハ!」

「前田、私にまかせろ」
心配そうな前田を気にもせず、
峯岸は、摺り足で素早く、接近し、クワバラの頭に、思い切り、黒く光る木刀を叩き込んだ。

「よし!」

十分な手応えはあった。

しかしー


クワバラは、微動だにせず、両手をだらりと下げ、平然と立ちつくしている。痛みも感じていないようだ。

「な…」

信じられない峯岸は、さらに、木刀を振りかぶり、頭や肩、腕などを打ち続けた。
ひとしきり、打ち続けた後ー


「もういいちや?」

ダメージを感じさせないクワバラの手が、打ち疲れの見える峯岸の木刀に、伸びた。
奪われまいとする峯岸だったが、あっさりと、木刀は、クワバラの手中に収まった。
それを、ポキッと軽々、真っ二つにし、折れた木刀を無造作に、峯岸の腕に突き刺した。尖った部分でー。躊躇なく。


「ぐああああああ!」

「生徒会長ー!」






司令室ー

「かわいそうに…。クワバラは、野獣シノブより、打たれ強く、パワーもある特異な体質…」

だから、七階で終わっておけば…と言いたげなマサナ。

「あぁ、そして、シノブより……残酷だ」

アカネが目を細めて言った。