#13ー3☆
八階ー
扉の向こうから、怒声や悲鳴の入り混じったような音が聞こえる。
思わず顔を見合わせる、扉の前の峯岸と前田。
ガーン、という激しい音とともに、鉄の扉が震えた。何かが、ぶつかったようだ。
「とにかく、行くぞ!前田」
うなずく前田を見て、扉に手をかける峯岸。
ガチャリ
「ガハハハハ!」
大きな笑い声ー
と
死屍累々ー
黒い特攻服の少女が、アンダーガールズの紫の特攻服を着た意識のない人間を、笑いながら殴り続けていた。
周りには、血反吐を吐き、血まみれで、寝転がっているアンダーガールズ隊員の姿がいくつもあった。扉のそばにもー。
先ほどの音の正体を理解し、
凄惨な場面に、息をのむ前田。
「無抵抗の人間を痛めつけるのは、いくない!」
木刀で、黒の特攻服の少女を指す峯岸。ありあまる正義感。
遊びを邪魔された子供のように、不機嫌な顔つきで、こちらに視線をうつす少女。
「お前も、カツオのたたきにしてやろうか?」
狂気の瞳。
「一応、訊いておくが、お前が、親衛隊十人衆か?」
「そうぜよ!十人衆のクワバラぜよ!命令違反したやつらと、じゃれあっとっただけやき」
ガハハハハと、桑原ミズキが、笑いながら答えた。
「粛清か…」
命令違反の多い隊員に対する綱紀粛正という名目の処刑だった。クワバラにとっては、暇つぶしにすぎなかったがー。
「まとめて、かかってこいち!二人でも、三人でも!四人でも!ガハハハハ!」
「前田、私にまかせろ」
心配そうな前田を気にもせず、
峯岸は、摺り足で素早く、接近し、クワバラの頭に、思い切り、黒く光る木刀を叩き込んだ。
「よし!」
十分な手応えはあった。
しかしー
クワバラは、微動だにせず、両手をだらりと下げ、平然と立ちつくしている。痛みも感じていないようだ。
「な…」
信じられない峯岸は、さらに、木刀を振りかぶり、頭や肩、腕などを打ち続けた。
ひとしきり、打ち続けた後ー
「もういいちや?」
ダメージを感じさせないクワバラの手が、打ち疲れの見える峯岸の木刀に、伸びた。
奪われまいとする峯岸だったが、あっさりと、木刀は、クワバラの手中に収まった。
それを、ポキッと軽々、真っ二つにし、折れた木刀を無造作に、峯岸の腕に突き刺した。尖った部分でー。躊躇なく。
「ぐああああああ!」
「生徒会長ー!」
司令室ー
「かわいそうに…。クワバラは、野獣シノブより、打たれ強く、パワーもある特異な体質…」
だから、七階で終わっておけば…と言いたげなマサナ。
「あぁ、そして、シノブより……残酷だ」
アカネが目を細めて言った。
扉の向こうから、怒声や悲鳴の入り混じったような音が聞こえる。
思わず顔を見合わせる、扉の前の峯岸と前田。
ガーン、という激しい音とともに、鉄の扉が震えた。何かが、ぶつかったようだ。
「とにかく、行くぞ!前田」
うなずく前田を見て、扉に手をかける峯岸。
ガチャリ
「ガハハハハ!」
大きな笑い声ー
と
死屍累々ー
黒い特攻服の少女が、アンダーガールズの紫の特攻服を着た意識のない人間を、笑いながら殴り続けていた。
周りには、血反吐を吐き、血まみれで、寝転がっているアンダーガールズ隊員の姿がいくつもあった。扉のそばにもー。
先ほどの音の正体を理解し、
凄惨な場面に、息をのむ前田。
「無抵抗の人間を痛めつけるのは、いくない!」
木刀で、黒の特攻服の少女を指す峯岸。ありあまる正義感。
遊びを邪魔された子供のように、不機嫌な顔つきで、こちらに視線をうつす少女。
「お前も、カツオのたたきにしてやろうか?」
狂気の瞳。
「一応、訊いておくが、お前が、親衛隊十人衆か?」
「そうぜよ!十人衆のクワバラぜよ!命令違反したやつらと、じゃれあっとっただけやき」
ガハハハハと、桑原ミズキが、笑いながら答えた。
「粛清か…」
命令違反の多い隊員に対する綱紀粛正という名目の処刑だった。クワバラにとっては、暇つぶしにすぎなかったがー。
「まとめて、かかってこいち!二人でも、三人でも!四人でも!ガハハハハ!」
「前田、私にまかせろ」
心配そうな前田を気にもせず、
峯岸は、摺り足で素早く、接近し、クワバラの頭に、思い切り、黒く光る木刀を叩き込んだ。
「よし!」
十分な手応えはあった。
しかしー
クワバラは、微動だにせず、両手をだらりと下げ、平然と立ちつくしている。痛みも感じていないようだ。
「な…」
信じられない峯岸は、さらに、木刀を振りかぶり、頭や肩、腕などを打ち続けた。
ひとしきり、打ち続けた後ー
「もういいちや?」
ダメージを感じさせないクワバラの手が、打ち疲れの見える峯岸の木刀に、伸びた。
奪われまいとする峯岸だったが、あっさりと、木刀は、クワバラの手中に収まった。
それを、ポキッと軽々、真っ二つにし、折れた木刀を無造作に、峯岸の腕に突き刺した。尖った部分でー。躊躇なく。
「ぐああああああ!」
「生徒会長ー!」
司令室ー
「かわいそうに…。クワバラは、野獣シノブより、打たれ強く、パワーもある特異な体質…」
だから、七階で終わっておけば…と言いたげなマサナ。
「あぁ、そして、シノブより……残酷だ」
アカネが目を細めて言った。