#12ー2☆ | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

#12ー2☆

六階ー

ボクシングジムのように、リングがあり、サンドバッグ、ウォーターバッグ、トレーニング機器等が充実しているフロア。

その中に、前田敦子、平松カナ、須田アカリの三人。

「カナカナは、なんで、ここにいるのカナ?」

逆に、カナに問いかけるアカリ。

「こ…このゲームを止めに来たんだ。人質をとったり、ひとりに対して、親衛隊が何人も…。こんな卑怯なこと、もう、やめようよ!」

カナが震えながら、懇願する。

「カナカナは、裏切り者なのカナ?そうなると、マサナさんは、容赦ないよー。わたしは、マサナさんに従うだけ。マサナさんの言うことは、ぜったーい!」

ははは、と可笑しそうにアカリは笑った。


前田は、カナを庇うように前に立つ。
「もう、いいよ。カナ。言っても無駄みたいだ。それに、こいつは、仲間を傷つけた」

マジすか女学園の教室でー。

そう言って
前田が、先手をとった。

途端ー

「消えた?」


アカリの姿が、見えなくなった。

一瞬後

前田の背中から、肩を、ポンと叩くアカリ。

ラッパッパ元四天王のブラックよりも、動きは迅く感じられた。チームホルモンの証言は正しかった。

前田が、振り返ると、そこに、アカリの指があった。前田の頬にふれる。軽いいたずら。

「ひっかかったー!」

アカリの無邪気な闘いぶりに、困惑する前田。

「お姉さま!気をつけて!アカリの本当の恐ろしさは…」

最後まで、言い終えることなく、カナは、アカリの背後からの頭部への手刀攻撃で、意識を失った。

「カナ!」

「おしゃべりさん。先にネタを言っちゃうと楽しくないでしょ」

と言うと、急に
アカリの目つき、顔つきが、がらりと変わった。ボクシングのファイティングポーズのような構え。上下にトントンと跳び、リズムをとる。

ひゅっと、空気を裂く音。

アカリの左ハイキックが、前田を捉えた。

「ぐはっ!」

強烈な衝撃に、吹き飛ぶ前田。

「『シュートボクシングは最強だ!』」

口調も何もかも
まるで、ひとが変わったかのようだった。

「っていうのが、この六階の親衛隊十人衆の小木曽ちゃんでーっす」

アカリの口調や、態度が、不意に、元に戻った。

前田には、何が何だか、わからない。

「じゃ、次、行きまーっす。これは、わかるかなー?」

アカリのとった構えは、中国武術の少林拳ー。
また、顔つきが変わった。武人のように真剣な眼差し。

「『須田アカリ、参る!』」

いきなりの跳躍からの、飛び蹴り。

前田が、両手でブロックする。
(まさか…)

経験したことのある攻撃。
次から次と、突きや蹴り、ヒジ、ヒザを交えた連続攻撃。

(この攻撃は、三階の…?)

前田は、受けるのが精一杯で、壁際に追い込まれた。

すると、アカリは、軽い身のこなしで、後方に跳び、距離をとって、構えた。

(あの構えは…)

左手を前に伸ばし、半身(はんみ)になり、右の掌をソフトボールを握るくらい広げ、腰にあてる。

「『別了(ビェラ)!前田!』」


アカリの右掌の前の空気が、揺らめいて見えた。