マジすか学園2☆ #11ー8 | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園2☆ #11ー8

運命のような偶然だった。

救急車のサイレンに集まる野次馬のひとりのはずだったのに。


「誰が…やりやがった…」

ジュリナの目の前には、担架に載せられ、救急隊に運ばれる、凄惨としか言いようのないサドの姿があった。

手中にある、たまたま、拾った黄色いレモンを、自然と、握りつぶしていた。

「うああああああ!」

絶叫ー

「ああああああ!

またか!また、いなくなるのかよ!」

遠い過去の記憶が、フラッシュバックする。

心臓が早鐘のように、鳴り響く。

喪失感ー

ジュリナは、その場から、走り去った。

「ああああああ!」

半狂乱の叫び。


トラウマの再来ー。









「シノブに続き、ユイまでも…。どうして、最後、前田の攻撃が、かわせなくなったんだ?」

新宿本部ビル司令室では、怒りで、爆発寸前のアカネがいた。

「人間は、考えてもいないことをするから、恐ろしい…と民話の中の妖怪サトリは、言ったそうですが…。彼女も同じような思いだったことでしょう…」

マサナの返しの冷淡さに、苛立ちを募らせる。

「わかったようなことを、言うじゃねーか」

「わたしは、心は読めませんが、唇の動きを読むことができます。いわゆる、読唇術というものです」


モニターは、映像のみで、音声までは届かない。
「マッドサイエンティスト様は、そんな芸当も、お持ちでしたか」

アカネが、茶化すように、言った。

「フフフ…最後は、前田の心が読めなくなったようです。そして、幻の左の名は、“龍神”と言うそうですよ」


「“龍神”か…。今回もはっきりとは見えなかった…。一度、見てみてーな。目の前で…。そういえば、小木曽と石田の姿が見えねーんだけど。それと、十階の奴は、いつ日本に帰ってくるんだ?」


「フフフフ…」

「笑って、誤魔化すんじゃねーよ!」

いきりたつアカネ。

「お仕事ですよ。
あ、ちょっと失礼…。研究室(ラボ)から呼び出しが…」


内線の呼び出し音を聞き、
マサナは、そそくさと司令室を出て行った。

「ったく、読めねー奴だ…」

サトリの能力を羨むアカネだった。