マジすか学園2☆ #11ー1
「フフ…ハハハハハハハハハハハハハ…」
「ウガアアアア!」
四階では
何人(なんぴと)も、足を踏み入ることの出来ない
人外の激闘が繰り広げられていた。
ゲキカラが、シノブの突進を笑いながら、かわしている。さながら、マタドールのように。
鎖から解放されたことにより、自由度もスピードも上がってはいたのだが、ゲキカラは、完全に動きを見切っていた。
「ガァ!」
四つん這いのシノブの突進を、ひらりとかわし、後ろから蹴りを入れ、勢いを増し、壁に激突させる。
「ハハハハハハハハ!」
ゲキカラの距離感は見事というほか、なかった。
幾度となく、コンクリートの壁や床に、叩きつけられ
翻弄され続けるシノブ。しかし
構わず、突進を繰り返す。体力は無尽蔵なのか。
何度目の突進だったろう。
この突進も、かわせるはずだった。
神様のいたずらかー
ゲキカラの足元が、揺れた。
地震だ。
一瞬
バランスを崩すゲキカラ。
それを、シノブが、見逃すはずがなかった。
「ウガア!」
モロに、シノブの突進を受け、ゲキカラは、壁に吹き飛ばされる。
「くっ!」
壁を背にしたゲキカラに、さらに体当たりを敢行する。
「ぐはっ!」
血を吐くゲキカラ。
そして、シノブは、ついに、獣の本性をあらわした。
「ぐあっ!」
ゲキカラの短い絶叫。
シノブが、ゲキカラの左脇腹に噛みついた。
「ぐあああああ!」
「出たな。野性の本能が…」
「野獣の捕食が始まってしまいましたね。こうなっては、もう…」
アカネもマサナも、すでに勝負は決したかのような雰囲気だ。獲物の腸(はらわた)に喰らいつき、シノブが、はなすはずがない。
「ゲキカラも、地震と野獣には勝てず…か。運がなかったな」
「前田が、五階に到着したようです」
目線も意識も、次に向いている。
「奇跡の快進撃もここまでだ!親衛隊の恐ろしさを見せてやれ!ユイ!」
握る拳に、ちからが入る。
アカネは、喧嘩をするのも、見るのも、好きだが、それは、勝つということが前提である。
自分の部下が、次々と、敗れていくのを、見るのは、やはり耐え難いのだ。
「野獣の次は、妖怪…。おそらく、前田は、手も足も出ないことでしょう」
マサナがもらした不可解な言葉には、
深い哀れみの情が含まれていた。
「ウガアアアア!」
四階では
何人(なんぴと)も、足を踏み入ることの出来ない
人外の激闘が繰り広げられていた。
ゲキカラが、シノブの突進を笑いながら、かわしている。さながら、マタドールのように。
鎖から解放されたことにより、自由度もスピードも上がってはいたのだが、ゲキカラは、完全に動きを見切っていた。
「ガァ!」
四つん這いのシノブの突進を、ひらりとかわし、後ろから蹴りを入れ、勢いを増し、壁に激突させる。
「ハハハハハハハハ!」
ゲキカラの距離感は見事というほか、なかった。
幾度となく、コンクリートの壁や床に、叩きつけられ
翻弄され続けるシノブ。しかし
構わず、突進を繰り返す。体力は無尽蔵なのか。
何度目の突進だったろう。
この突進も、かわせるはずだった。
神様のいたずらかー
ゲキカラの足元が、揺れた。
地震だ。
一瞬
バランスを崩すゲキカラ。
それを、シノブが、見逃すはずがなかった。
「ウガア!」
モロに、シノブの突進を受け、ゲキカラは、壁に吹き飛ばされる。
「くっ!」
壁を背にしたゲキカラに、さらに体当たりを敢行する。
「ぐはっ!」
血を吐くゲキカラ。
そして、シノブは、ついに、獣の本性をあらわした。
「ぐあっ!」
ゲキカラの短い絶叫。
シノブが、ゲキカラの左脇腹に噛みついた。
「ぐあああああ!」
「出たな。野性の本能が…」
「野獣の捕食が始まってしまいましたね。こうなっては、もう…」
アカネもマサナも、すでに勝負は決したかのような雰囲気だ。獲物の腸(はらわた)に喰らいつき、シノブが、はなすはずがない。
「ゲキカラも、地震と野獣には勝てず…か。運がなかったな」
「前田が、五階に到着したようです」
目線も意識も、次に向いている。
「奇跡の快進撃もここまでだ!親衛隊の恐ろしさを見せてやれ!ユイ!」
握る拳に、ちからが入る。
アカネは、喧嘩をするのも、見るのも、好きだが、それは、勝つということが前提である。
自分の部下が、次々と、敗れていくのを、見るのは、やはり耐え難いのだ。
「野獣の次は、妖怪…。おそらく、前田は、手も足も出ないことでしょう」
マサナがもらした不可解な言葉には、
深い哀れみの情が含まれていた。