マジすか学園2☆ #11ー1 | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園2☆ #11ー1

「フフ…ハハハハハハハハハハハハハ…」

「ウガアアアア!」

四階では
何人(なんぴと)も、足を踏み入ることの出来ない
人外の激闘が繰り広げられていた。


ゲキカラが、シノブの突進を笑いながら、かわしている。さながら、マタドールのように。

鎖から解放されたことにより、自由度もスピードも上がってはいたのだが、ゲキカラは、完全に動きを見切っていた。

「ガァ!」

四つん這いのシノブの突進を、ひらりとかわし、後ろから蹴りを入れ、勢いを増し、壁に激突させる。

「ハハハハハハハハ!」
ゲキカラの距離感は見事というほか、なかった。
幾度となく、コンクリートの壁や床に、叩きつけられ
翻弄され続けるシノブ。しかし
構わず、突進を繰り返す。体力は無尽蔵なのか。

何度目の突進だったろう。
この突進も、かわせるはずだった。

神様のいたずらかー

ゲキカラの足元が、揺れた。

地震だ。

一瞬
バランスを崩すゲキカラ。

それを、シノブが、見逃すはずがなかった。


「ウガア!」

モロに、シノブの突進を受け、ゲキカラは、壁に吹き飛ばされる。

「くっ!」

壁を背にしたゲキカラに、さらに体当たりを敢行する。

「ぐはっ!」

血を吐くゲキカラ。

そして、シノブは、ついに、獣の本性をあらわした。

「ぐあっ!」

ゲキカラの短い絶叫。

シノブが、ゲキカラの左脇腹に噛みついた。

「ぐあああああ!」







「出たな。野性の本能が…」

「野獣の捕食が始まってしまいましたね。こうなっては、もう…」

アカネもマサナも、すでに勝負は決したかのような雰囲気だ。獲物の腸(はらわた)に喰らいつき、シノブが、はなすはずがない。


「ゲキカラも、地震と野獣には勝てず…か。運がなかったな」

「前田が、五階に到着したようです」

目線も意識も、次に向いている。

「奇跡の快進撃もここまでだ!親衛隊の恐ろしさを見せてやれ!ユイ!」
握る拳に、ちからが入る。
アカネは、喧嘩をするのも、見るのも、好きだが、それは、勝つということが前提である。
自分の部下が、次々と、敗れていくのを、見るのは、やはり耐え難いのだ。


「野獣の次は、妖怪…。おそらく、前田は、手も足も出ないことでしょう」

マサナがもらした不可解な言葉には、
深い哀れみの情が含まれていた。