マジすか学園2☆ #10ー7 | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園2☆ #10ー7

ついに、シノブの剛腕に捕まってしまった前田。

シノブは二本の足で、どっしり構え、太い両腕で、前田の細い首を締め上げる。
首吊り状態だ。

かろうじて、前田は、左手を、シノブの手と自分の首の間に入れ、窒息を防いでいた。
しかし、シノブの握力は、推定500キロは超えるといわれるゴリラ級。
前田は、段々、意識が薄れていくのを感じた。

「離せ!この野郎!」

ウナギとムクチが、腕を引き剥がそうと、殴ったり、引っ張ったりしても、まったく、意味はなかった。

「ウガッ!」

前田を宙吊りにしたまま、ウナギとムクチを足蹴にし、軽く弾きとばしてしまう。

何度も、何度もー

シノブに向かっていっては、はじかれ、飛ばされ、コンクリートの床をすべる。トレードマークのジャージはもちろん、二人の体も、ボロボロだった。

「ちっくしょー!あきらめんじゃねーぞ!ムクチ!」
ウナギが、口の血を拭いながら、檄を飛ばす。


「そうだ!あきらめんじゃねー!」

この声はー?

ウナギとムクチが、振り返る。

先程まで
意識不明だった
ヲタが、立ち上がろうとしている。


「オレも…いるぜ…」

「オレだって…まだ…やれる」

バンジーとアキチャも、重い体を起こそうとしていた。


「み…みんな…」

薄れゆく意識の中、チームホルモンの復活を感じとった前田。

宙吊りにされ、だらりと伸びていた右腕に最後のちからを込め、
シノブの左腕にパンチを打ち込んだ。


「ウガ!」

シノブが、苦痛に顔を歪める。


「いまだ!突っ込め!」
ヲタの指示で、チームホルモン全員が、同時に体をシノブにぶつけていった。

「ガアァ!」

苦悶の表情のシノブ。
前田の首を圧していた腕が、ゆるんだ。

「ああああああああ!」
前田が、シノブの腕をギリギリと引き剥がし、宙吊りの状態から、シノブの巨体を駆け上がり、肩を踏み台とし、宙に舞った。

そして

空中で、一回転し、その勢いで、見上げるシノブの顔に、


強烈な頭突きを

くらわせた。


ズッズーン…

重い衝撃が、室内を揺るがす。
ついに
巨獣が、崩れ落ちたのだ。


「やったー!」

「やりやがった…」

大喜びで、前田の周りに集まるチームホルモン。
「みんな…無茶しやがって…」

「お前もな」

バンジーの言葉が、みんなの表情に笑顔を取り戻した。



「ウガアアアアアア!!!」
突然ー

獣の咆哮

ガチャーン!ガチャン!
仁王立ちで
いままで、動きの制限されていた鎖を、全て引きちぎるシノブ。


直後

暴風のような嵐が、室内に吹き荒れた。

嵐が止んだあとー

前田とチームホルモンは、傷だらけになって、コンクリートの地に、這いつくばっていた。

シノブの凶暴性は、最高潮に達していた。

「く…くそ!」

「バケモン…が…」

安堵の思いが、一転

絶望感が、漂い始めたときー

バーン!

部屋の入り口の鉄の扉が、勢いよく、開かれた。

「フフフ…ハハハハハハハハハハハハ…」

特徴のある笑い声ー


扉を蹴りとばし、あらわれた
ロック調のファッションに身をつつんだ眉目秀麗な少女はー

マジすか女学園
ラッパッパ元四天王

ゲキカラこと、松井玲奈、そのひとだった。

小首を傾げて言う。


「ねぇ、怒ってる?」




【#9】