マジすか学園2☆ #10ー3 | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園2☆ #10ー3

「みんな!気をつけて!」

前田が、叫び、身構える。

「ウガァ!ガァ!」
唸り声をあげ、
四つん這いで暴れまわり、
丸太のように太い右腕を振り回す、血みどろの野獣シノブ。つながれた鎖はものともしていない。

「うあっ!」

「くっ!」

バンジーとアキチャは、シノブの右腕にかすっただけなのに、ふきとばされた。

ムクチは、ヲタのケガの具合を診ていた。ヲタは完全に意識がなかった。

ウナギはというと、壁に寄り添い、為す術なく、震えている。


「あああああ!」

前田が、右の拳を、四つん這いのシノブのわき腹に叩き込む。驚いたことに、前田の拳のほうが、弾き返された。丸々と太った身体は、脂肪ではなく、筋肉の塊だったのだ。

次に、蹴りを入れてみるも、あっさり、はねかえされた。

いままでにも、タフな相手は何人もいたが、これほど、人間離れした相手は初めてだった。


「前田!頭さげろ!」

バンジーの声に、前田は、身をかがめる。
その上を、バンジーが、飛び越えていった。

バンジーの飛び蹴り。

シノブは、二本足で立ち上がり、バンジーの右足を軽々受け止め、そのまま、持ち上げた。
逆さ吊りになるバンジー。恐るべき怪力。

「くっ!バンジージャンプじゃねーぞ!こら!はなせ!」
吊られながら、なお、パンチを繰りだそうとする。

そのとき
ミシミシと、骨の軋む音が聞こえた。

「ぐあ!」

シノブが、バンジーの足首をつかんだ手にちからを込める。
苦悶の表情を浮かべるバンジー。

「ウガァ!」

叫び声を発すると同時に、シノブは、バンジーを投げ捨てた。空き缶をそうするかのように。

ぽい、と。

バンジーは、天井にぶつかり、そのまま、地にたたきつけられた。

「バンジー!」

アキチャが駆け寄る。

「危ない!」

危険を知らせる
前田の声は、アキチャには届かなかった。





「チームホルモン、もう少し、役に立つかと思ったが…ざまあねーな。まあ、仕方ねーか。あのシノブが相手じゃ…な」

アカネは、つまらなそうにモニターを見ている。

「ブレーキの壊れたダンプカー、いえ、装甲車とでも言いますか。前田軍団も、残りあと…3人」

マサナの瞳には、叩き潰されたアキチャとバンジーの無惨な姿が映っていた。