#9
前田敦子と高橋みなみ。
二人での、最後のケンカのあとー
河川敷で、みなみは、介護士になる決意を、前田に宣言するー
前田もいっしょに、勉強する約束をしたー
『何それ?』
みなみが、おもむろに、青と赤のリストバンドをとりだし、赤いほうを、前田に手渡した。Aというイニシャルが入っている。
『誓いのしるしだよ。ほら』
『つくったの?みなみが?はははは』
『何がおかしいんだよ!』
『だって、いきなり女の子っぽいことするから』
『女の子だっつーの!
それじゃ、明日から、一緒に勉強な!約束、忘れんなよ!』
前田は、“誓いのしるし”を左の手首に、通し、笑った。
『わかったよ』
『それとさ、前にも言ったけど、もし、やむを得ず、ケンカするようなことがあっても、あのパンチだけは、絶対、使うなよ。相手が、再起不能どころか、万が一ってことになるからな。そして、敦子自身のからだも…あのときみたいに…。あの左のパンチだけは…絶対…ヤバいから…』
『わかってるって。あのとき以来使ってないし。アレは…』
『そっか…でも…、もしかすると、使わなきゃいけないときってのが、いつか、来るかもしれない…』
『どういうとき?』
『それは…絶対に負けちゃいけないとき、それから、大切な仲間を守るとき、そして、自分自身を守るとき、かな』
『みなみの三箇条ってやつ?わかったよ。そういったとき以外は、この“誓いのしるし”で封印しとくよ。アレは』
そう言って、前田は、左手を みなみに掲げてみせた。
『まぁ、そんなことがなければいいけどな…ケンカはもう卒業だ…』
と、みなみは、空を見上げて、言った。
二人での、最後のケンカのあとー
河川敷で、みなみは、介護士になる決意を、前田に宣言するー
前田もいっしょに、勉強する約束をしたー
『何それ?』
みなみが、おもむろに、青と赤のリストバンドをとりだし、赤いほうを、前田に手渡した。Aというイニシャルが入っている。
『誓いのしるしだよ。ほら』
『つくったの?みなみが?はははは』
『何がおかしいんだよ!』
『だって、いきなり女の子っぽいことするから』
『女の子だっつーの!
それじゃ、明日から、一緒に勉強な!約束、忘れんなよ!』
前田は、“誓いのしるし”を左の手首に、通し、笑った。
『わかったよ』
『それとさ、前にも言ったけど、もし、やむを得ず、ケンカするようなことがあっても、あのパンチだけは、絶対、使うなよ。相手が、再起不能どころか、万が一ってことになるからな。そして、敦子自身のからだも…あのときみたいに…。あの左のパンチだけは…絶対…ヤバいから…』
『わかってるって。あのとき以来使ってないし。アレは…』
『そっか…でも…、もしかすると、使わなきゃいけないときってのが、いつか、来るかもしれない…』
『どういうとき?』
『それは…絶対に負けちゃいけないとき、それから、大切な仲間を守るとき、そして、自分自身を守るとき、かな』
『みなみの三箇条ってやつ?わかったよ。そういったとき以外は、この“誓いのしるし”で封印しとくよ。アレは』
そう言って、前田は、左手を みなみに掲げてみせた。
『まぁ、そんなことがなければいいけどな…ケンカはもう卒業だ…』
と、みなみは、空を見上げて、言った。