#7
「もう、遊びは終わりだ」
前田の猛攻を受けるだけ受けたニシナカは、今度は自分のターンと言わんばかりに、反撃に転じてきた。
太い腕を縦横無尽に振り回すニシナカ。
前田は、スレスレで、その腕をかわす。しかし、次第に、攻撃は、髪や制服をかすめはじめる。
(やられる)
前田の両腕のブロックの上から、棍棒のような腕が直撃し、前田は、コンクリートの壁まで、吹き飛ばされた。
「ぐはっ」
したたかに、背中を打ちつけられた前田。
壁を背にした前田に、容赦のない攻撃が、ブロックの上から、繰り返される。ブロックしている腕が折れてしまいそうだ。
そんななか、
前田は、サドとの対決を思い出していた。ラッパッパ部室、奥の間での決闘を。
(イチかバチか…)
ニシナカが、とどめとばかりに、太い腕を振りかぶる。
その瞬間を前田は、見のがさなかった。
前田は、ニシナカの打ち下ろしのパンチの勢いを利用して、パンチが届くより速く、右のパンチをニシナカの顔面に炸裂させた。
一瞬の交錯。
クロスカウンターだ。
ニシナカのパンチの衝撃が、前田のパンチの衝撃に加わり、ニシナカの顔面を貫いた。
ニシナカのパンチは、前田の頬をかすめていた。
お互いの動きが止まる。
ゆっくりと、巨木が倒れるように、ニシナカは後ろに傾き、ついに、崩れ落ちた。
そして、
そのまま、起き上がってくることはなかった。
「はあ…はあ…、サドさんのマジのほうが…すごかったぜ」
前田は、この階に生徒会長がいないのを確認し、二階へ急ぐのだった。
前田の猛攻を受けるだけ受けたニシナカは、今度は自分のターンと言わんばかりに、反撃に転じてきた。
太い腕を縦横無尽に振り回すニシナカ。
前田は、スレスレで、その腕をかわす。しかし、次第に、攻撃は、髪や制服をかすめはじめる。
(やられる)
前田の両腕のブロックの上から、棍棒のような腕が直撃し、前田は、コンクリートの壁まで、吹き飛ばされた。
「ぐはっ」
したたかに、背中を打ちつけられた前田。
壁を背にした前田に、容赦のない攻撃が、ブロックの上から、繰り返される。ブロックしている腕が折れてしまいそうだ。
そんななか、
前田は、サドとの対決を思い出していた。ラッパッパ部室、奥の間での決闘を。
(イチかバチか…)
ニシナカが、とどめとばかりに、太い腕を振りかぶる。
その瞬間を前田は、見のがさなかった。
前田は、ニシナカの打ち下ろしのパンチの勢いを利用して、パンチが届くより速く、右のパンチをニシナカの顔面に炸裂させた。
一瞬の交錯。
クロスカウンターだ。
ニシナカのパンチの衝撃が、前田のパンチの衝撃に加わり、ニシナカの顔面を貫いた。
ニシナカのパンチは、前田の頬をかすめていた。
お互いの動きが止まる。
ゆっくりと、巨木が倒れるように、ニシナカは後ろに傾き、ついに、崩れ落ちた。
そして、
そのまま、起き上がってくることはなかった。
「はあ…はあ…、サドさんのマジのほうが…すごかったぜ」
前田は、この階に生徒会長がいないのを確認し、二階へ急ぐのだった。