#6
前田は、制服に着替え、新宿にあるアンダーガールズ総本部の前までやってきた。だれにも告げることなく。
本部ビルは十数階建てであった。
入り口から、黒の特攻服に身を包んだ少女が微笑みをたたえて、あらわれた。
どこかで見たような、と前田は思った。
「やっほー!久しぶりー」
先日、マジ女に侵入し、チームホルモンを一瞬で倒していった少女だと、前田は気づいた。
生徒会長を攫っていった、張本人、須田アカリであった。
「生徒会長をかえしてください!」
「まあまあ、あわてない、あわてない。ルール説明するから。」
「ルール?」
「このビルは、私たち組織のビルでね、普段は上のほうのフロアしか使ってないんだー。でもね、ゲームになると、一階から、それぞれのフロアが、親衛隊十人衆それぞれのテリトリーになって、侵入者を待ち受けるってわけ。どこかの階に生徒会長はいるよ。その上に隊長の高柳アカネさんと総参謀の大矢マサナさんがいて…」
「要するに、親衛隊を倒していけばいいってことですね」
「そういうこと。でも、親衛隊は強いよー。特殊訓練を受けてるし、変なちから持ってるやつ多いし。化け物もいるし。あ、私も十人衆のひとりだけどね、パフ」
「最初の相手はあなたですか?」
くだらない口上につきあっている余裕はなかった。一刻も早く、生徒会長を救い出したい前田であった。
「残念ながら、一階は私じゃないんだよねー。上で待ってるよ。前田」
そう言って、アカリはビルの中に消えていった。
前田も、続いて、ビルのなかに駆け込んだ。
「おもしろいことになってきたっすねー」
ビルの影には、ネズミの姿があった。
本部ビルは十数階建てであった。
入り口から、黒の特攻服に身を包んだ少女が微笑みをたたえて、あらわれた。
どこかで見たような、と前田は思った。
「やっほー!久しぶりー」
先日、マジ女に侵入し、チームホルモンを一瞬で倒していった少女だと、前田は気づいた。
生徒会長を攫っていった、張本人、須田アカリであった。
「生徒会長をかえしてください!」
「まあまあ、あわてない、あわてない。ルール説明するから。」
「ルール?」
「このビルは、私たち組織のビルでね、普段は上のほうのフロアしか使ってないんだー。でもね、ゲームになると、一階から、それぞれのフロアが、親衛隊十人衆それぞれのテリトリーになって、侵入者を待ち受けるってわけ。どこかの階に生徒会長はいるよ。その上に隊長の高柳アカネさんと総参謀の大矢マサナさんがいて…」
「要するに、親衛隊を倒していけばいいってことですね」
「そういうこと。でも、親衛隊は強いよー。特殊訓練を受けてるし、変なちから持ってるやつ多いし。化け物もいるし。あ、私も十人衆のひとりだけどね、パフ」
「最初の相手はあなたですか?」
くだらない口上につきあっている余裕はなかった。一刻も早く、生徒会長を救い出したい前田であった。
「残念ながら、一階は私じゃないんだよねー。上で待ってるよ。前田」
そう言って、アカリはビルの中に消えていった。
前田も、続いて、ビルのなかに駆け込んだ。
「おもしろいことになってきたっすねー」
ビルの影には、ネズミの姿があった。