#6
「ったく、お前は、勝手にひとの名前使って、メール送ってんじゃねーよ!」
アンダーガールズ親衛隊長の高柳アカネが、総参謀の大矢マサナに、新宿総本部最上階総司令部で、詰め寄っていた。どうやら、勝手に、前田に送られたメールに立腹しているらしい。
「何がゲームだよ!オレの手で、前田をぶっ飛ばしたかったのによー!」
苛立ちを露わにするアカネ。冷静に受け流すマサナ。
「事態は、そう単純な話ではないのです。おそらく、あなたなら、簡単に前田を倒せるでしょう。ただ、それだと、あまりにも面白味にかけるというもの」
「また、どうせ、政財界のお偉いさんの退屈しのぎなんだろ?」
「そういう方々のご機嫌も、取っておかないと、このご時世、組織は運営できませんからね。先日は派手にやりすぎました。当事者たちは、もとより、我々も検挙されてもおかしくはない騒ぎでした」
先日のファミレス事件のことだ。
細かいことはよくわかんねー、とアカネは、ぼやきながら、ソファから立ち上がり、壁にずらりと並んだ十数台のモニターを眺める。モニターには、監視カメラの映像がビル内のそれぞれのフロアを映し出していた。
「要するに、前田がそれぞれのフロアにいる十人衆を倒して、ここまでたどり着けばゲームクリアってことだろ」
「さて、何階まで辿り着きますかね」
「それが、賭けの対象なんだろ?十人衆相手だぜ。一階で終わりだろうよ。つまんねーな」
「会員様方には、過去のデータ、パーソナルコンディション、あらゆる情報を熟知されたうえで、BETしていただいております。その結果、やはり、一階が一番人気となっています」
つまり、前田が一階で敗れるという予想が一番多いようだ。会員には、インターネットを介し、リアルタイムで映像が送られていた。
「十人衆は、全員、不死身だからな」
アカネは、自信に満ちた表情でつぶやいた。
アンダーガールズ親衛隊長の高柳アカネが、総参謀の大矢マサナに、新宿総本部最上階総司令部で、詰め寄っていた。どうやら、勝手に、前田に送られたメールに立腹しているらしい。
「何がゲームだよ!オレの手で、前田をぶっ飛ばしたかったのによー!」
苛立ちを露わにするアカネ。冷静に受け流すマサナ。
「事態は、そう単純な話ではないのです。おそらく、あなたなら、簡単に前田を倒せるでしょう。ただ、それだと、あまりにも面白味にかけるというもの」
「また、どうせ、政財界のお偉いさんの退屈しのぎなんだろ?」
「そういう方々のご機嫌も、取っておかないと、このご時世、組織は運営できませんからね。先日は派手にやりすぎました。当事者たちは、もとより、我々も検挙されてもおかしくはない騒ぎでした」
先日のファミレス事件のことだ。
細かいことはよくわかんねー、とアカネは、ぼやきながら、ソファから立ち上がり、壁にずらりと並んだ十数台のモニターを眺める。モニターには、監視カメラの映像がビル内のそれぞれのフロアを映し出していた。
「要するに、前田がそれぞれのフロアにいる十人衆を倒して、ここまでたどり着けばゲームクリアってことだろ」
「さて、何階まで辿り着きますかね」
「それが、賭けの対象なんだろ?十人衆相手だぜ。一階で終わりだろうよ。つまんねーな」
「会員様方には、過去のデータ、パーソナルコンディション、あらゆる情報を熟知されたうえで、BETしていただいております。その結果、やはり、一階が一番人気となっています」
つまり、前田が一階で敗れるという予想が一番多いようだ。会員には、インターネットを介し、リアルタイムで映像が送られていた。
「十人衆は、全員、不死身だからな」
アカネは、自信に満ちた表情でつぶやいた。