こんばんは(・ω・)ノ

秀佳どす。




私の一部は相棒でできています、と言っていいくらい相棒を見ている私。

今日、改めて、最終話を見ました。




批判も多い、ダークナイトですが、やっと私の中で腑に落ちました。




甲斐次長が「君は君が思う以上に劇薬かもしれん」

の印象が強かったので、え、これ右京さんのせいなの??って思ってたんですよ。

でも、改めて見て、確かに右京さんはその解釈を否定しているんです。






そして、カイト君、ちょっと不可解なんですよね。

捕まりたくないなら、最初から、模倣犯の犯行にしておけばいいのに。

そしたら全部彼の犯行にできて、捕まることなく、一見落着。

でも彼はそうしない。そこは自己主張するんです。





でも最終的には捕まりたくないと思い、友人をアリバイに使ったりもする。

一見矛盾した行動は、彼の葛藤の表れだったんでしょうね。


・ダークナイトは俺なんだ、世間で喝采を浴びてるのは俺なんだ

・でも右京さんにはバレたくない。


この2点でせめぎ合っていたんだろうと思います。





カイト君が最期に追いつめられるまで、右京さんと視聴者の気持ちはきっと同じだったでしょうね。

どうか彼が犯人でありませんようにと。





カイト君は事情聴取でも明確な動機を話していません。

きっと彼も、本当にわかっていないのでしょう。






最後に右京さんと次長が対峙する場面で、

右京さんが「言い訳に聞こえますが」といいます。

もしかしたら、右京さんはカイト君の動機がわかっていたのかもしれません。





でもその動機をあえて書かなかった。

それは、いつか出てくるのか、それともただの挑戦状なのか。

確かにそれは大きな波紋と批判を呼んだわけですがwww







2回目に見たことで私が感じたのは、カイトは父親に認めてもらいたかったのではないか、ということです。






今回のシリーズで、ずっとカイトと父親との確執が描かれています。

カイトは兄は優秀だけど、自分は落ちこぼれでダメな奴と思っている。

ずっと認められていないと思って生きてきた。



でも面白いことに、プロテクトでは、次長は息子たちを「平等に愛した」と言っている。




こういう風に見ていくと、要所が憎い演出だな~と見えてくるw

相棒を見まくっている私だから見えてくるものかもしれませんがw





でもこう考えると、最終回が必然となってくるんです。

水谷豊と成宮寛貴の不仲やら、暴君やら、いろいろと書かれてはいますが、この最終話は最初から決まっていたんだと。






で、カイトは、最初は友人のために制裁を下すわけです。

これは今まで描かれていたカイト像からしても、理解できます。

ではなぜそれが、ダークナイトにまで発展してしまったのか。




思わず世間で「認められてしまった」から、ではないでしょうか。





父親に対する「認められたい」という感情を、犯行で世間に「認められる」ことに転嫁してしまった。

そう考えると、なんとなく私の中では腑に落ちました。





私はこの回を見るたびに、右京さんのカイト君への愛をひしひしと感じます。

それは右京さんだけではなく、伊丹などの仲間も然り。




右京さんの「君が悔いるべきはそこじゃないだろ」にいつもぐっときます。





私も、そんな愛のある言葉で、叱られたいのかもしれません。





カイト君、きっとまた出演すると思うんだけどな。

そう信じたい。





これからももっと相棒マニアとして、精進しますw