レコーディングパック | これでいいのか!世の中に突っ込みをいれよう

レコーディングパック



今じゃ当たり前になった レコーディングパックだけど


これって 真面目な話 私が考案したんだよね


当時 自分がレコーディングエンジニアになる為に


経験つむ為に考えたんだ



今から20年以上も前になってしまうのか・・・・


その頃はバンドブームではあったけど


スタジオでレコーディングするのに 料金が不透明で


スタジオ時間プラスエンジニア料で 何時間で録音できるか



どんなレベルの録音が出来るのかが説明難しくて


アルバイトの子でも答えれるように 料金もエンジニア料も


全部込みで パック料金にしたら それが当たって


おかげで ぶっ通し40時間もレコーディングするはめになったりで



今となっては 恐ろしいぐらいの 過剰労働だったんだけど


何故か 極度の労働状態で 録音した音は


神の世界かと思うほど 良い音で録れてた(笑



今たまに都内のスタジオに行って こんな広告見ると


自分の実績を 誰も知ることはないのに


こうして残ってるのが ちょっと嬉しかった



今じゃ当たり前なんだろうけどね


あの時代には レコーディングする事が


やたら大袈裟だったんだよね


どうしてデモテープ(←これも古い^^;)作るのに


金のないバンドマンから大金を払わせるのか


自分としては 自分の給料少なくなっても


少しでも多くの機会をバンドにあたえたかったし



自分は どんなに寝なくても 給料を上げなくても


バンドの為に 良い音録音するんだって


真剣に思ってやってたんだよ



で 実際に 良い音に録音出来て 評判も良かったけど



でも それが世に出る人は ほとんど居なかった



日本のメジャーが どんなに頑張っても


変わらない音楽業界の限界ばかり 見る羽目になった



たまにね



埋もれた名曲を 勝手に世に出したい


そんな衝動にかられる(自分が録音したやつ)


本人たちは あきらめたのかもだけど



こんな名曲が 世に出ないなんてな・・・・・って


思う時がよくあった



そうそう バンドの為にエンジニアになったわけでなく



私は そんな埋もれてしまう 名曲に出会えるのが


エンジニアになった 密かな動機だったんだろうと


後になって思う



今でも あの空間に戻りたいと思いつつも


体力気力時間勝負の仕事には 戻れないな~って



でも諦めきれないから 体力作りだけでも 



しようかと思う 今日この頃(・∀・)