僕の話を聞いてくれ
今日は ちょおと ヘビーな話
僕の話を聞いてくれ 笑い飛ばしてもいいから
ブルースにとりつかれたら チェインギャングは 歌いだす
画面をつけて生きるのは 息苦しくてしょうがない
どこでも いつも誰とでも 笑顔でなんかいられない
これは ブルーハーツの曲 チェインギャンクの詩です
この歌を マーシーが作って 初めてライブで 披露したのは
今は無き 新宿ロフトだった
元々 ブルーハーツはヘビーな詩が多かったけど
この曲を聴いた時に 会場は一瞬凍るかのように
静まりかえった
150人近くいた観客が 聴いたと同時に固まったんだ
凄い歌を作ったな・・・と思った
その後 マーシーにその事を伝えると
自分以外に 歌えない歌を作った・・・ と言っていた
世の中では 言って良いこと 言って悪い事があったり
思っていたとしても 絶対に言っていけないことがある
人は 素直に人の いう事を聞ける人もいれば
どんな辛い状況になっても 人の話を聞かない人もいる
自分を飾ることの 出来ない人もいれば
自分を 演じ続ける人もいる
多くを望みながら 全てを失う人がいる
なんで 急にこんなことを書くかというと
先日 思春期の高校2年の女の子に会って
その子を見て 過去の自分の感情を思い出したんだ
誰の言う事も 聞こうとしない彼女が
いつの日か 人の話を聞くかは わからないけど
お節介ながら 私は 言ってみた
「人の話聞かないね」
それを言われた 彼女は きつい視線を私にむけて
彼女は 最後まで話を聞くこともなく 部屋から去っていった
おまえに わかってたまるか!とは言わずに
捨て台詞を言わなくても 去っていく背中は
そう言っていた
自分も 10代20代と かなり感受性も強かったので
自分の感じるものを 対処出来ないでいた
建前で 会話する 事も出来ないし
本当のことを言えば 社会にはじかれたし
人の本心を指摘すれば 恐れ去られたし
どうやったら 世間でうまく 自分を同化できるのか
かなり苦しんで 試行錯誤していた
ブルハーツに出会ったのは そういった頃より後だったけど
通り過ぎた 自分を 重ねて見ていた
いつから 世間とうまく付き合えるようになったか
社会の方式みたいな ものに 気がついたのか
こうやれば 社会と上手くいくとか わかるようになったのか
今となっては その大きな壁が いつ壊れたかも記憶に無い
でも
部屋を出て行った 彼女は
ある意味 過去の自分だった と思った
私が 自分を追い込まずに生きてこれたのは
やはり 音楽の世界だった
多分 音楽に出会わなければ 今の私はない
でも ある意味別のものが 私を救ってくれたかもしれない
精神を追い込まれた時にこそ
一番辛いときこそ
耳を澄ますことは 大事なんだ
耳をふさがず もうちょっとだけ我慢して
話しを聞いてほしい
結局 彼女には 最後まで話せなかったので
私の伝えたい事は 母親に伝言しておいた
今回のことで
今の 大学受験を控えた高校生が どれだけのプレシャーで
極度のストレスを感じてるかも 知った
遊びを犠牲にして 将来の自分の未来像も見えないまま
ひたすら勉強したところで
納得出来るわけもない
そして 受験生の親の多くが
子どもに何の為の 勉強をするのかを 理解させていない
あの大学に入ればいいから
そんな 意味のない目標だけ掲げて
一番多感な時間を 受験で終らせてしまう
これでは 息切れして当然
親に殺意を抱くのも 当然
無神経な 親の支配的な教育に 子ども達が悲鳴をあげても
その声は 声にならない
誰か
僕の話を聞いてくれ!
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