伊坂ファンになった娘が自分で買った文庫本を貸してくれた。
『チルドレン』『ラッシュライフ』『終末のフール』は私から貸したのだが、
いつの間にか『アヒルと鴨とコインロッカー』を友達から借りてきていた。
そして気がついたら文庫化された『死神の精度』を買ってきていた。
「あれ?これ買ってきたの?おー、じゃ、読んだら貸してくれ^^」
というわけで、貸してもらって、ゆっくり読ませてもらった。
『チルドレン』『ラッシュライフ』『終末のフール』は私から貸したのだが、
いつの間にか『アヒルと鴨とコインロッカー』を友達から借りてきていた。
そして気がついたら文庫化された『死神の精度』を買ってきていた。
「あれ?これ買ってきたの?おー、じゃ、読んだら貸してくれ^^」
というわけで、貸してもらって、ゆっくり読ませてもらった。

この画像にはないが、既に映画化されているので映画の帯がついていた。
主人公は金城武。クールな格好で傘を差している。
金城武カッコイイねえ。
帯には
俺が仕事をすると、いつも降るんだ。 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。
とある。
なるほど、やはり雨はツキモノのようだ。
しかも映画のタイトルは「Sweet Rain 死神の精度」。
主人公は金城武。クールな格好で傘を差している。
金城武カッコイイねえ。
帯には
俺が仕事をすると、いつも降るんだ。 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。
とある。
なるほど、やはり雨はツキモノのようだ。
しかも映画のタイトルは「Sweet Rain 死神の精度」。
単行本も文庫本も表紙は写真家藤里一郎さんの作品。 写っているのは近藤良平さん。
この作品を出版するにあたって、伊坂さんは「死神」のイメージを、
より現実的なものとして出しておきたくて、各短編ごとにもイメージ写真を載せたかったらしい。
伊坂さんは以前から藤里さんの写真が気に入っていたので依頼したようだ。
文藝春秋のこちらのサイトの「死神と写真と装幀と」で詳しく載っている。
http://www.bunshun.co.jp/book_db/7/74/50/9784167745011.shtml
同じサイトには「自著を語る」という著者のインタビューもある。
この作品を出版するにあたって、伊坂さんは「死神」のイメージを、
より現実的なものとして出しておきたくて、各短編ごとにもイメージ写真を載せたかったらしい。
伊坂さんは以前から藤里さんの写真が気に入っていたので依頼したようだ。
文藝春秋のこちらのサイトの「死神と写真と装幀と」で詳しく載っている。
http://www.bunshun.co.jp/book_db/7/74/50/9784167745011.shtml
同じサイトには「自著を語る」という著者のインタビューもある。
この作品で登場する死神は「調査部」員として人間の世界に派遣され、
調査対象である人間を一週間にわたり観察し、
そのままその人の死を「可」とするか「見送り」にするか見定めて報告し、見届けていく。
「可」にするか「見送り」にするかついて明確な基準はなく、死神の裁量に全て任される。
調査対象である人間を一週間にわたり観察し、
そのままその人の死を「可」とするか「見送り」にするか見定めて報告し、見届けていく。
「可」にするか「見送り」にするかついて明確な基準はなく、死神の裁量に全て任される。
「おおよそ、どんな感じだ」「まだわからない」「でもどうせ可なんだろ」「まあそうだろうな」
彼らは仕事のたびに容姿が変わり、名前は「千葉」や「秋田」など市町村と同じ名前になっている。
ここで登場する千葉は若い二枚目の男として現れる。
ここで登場する千葉は若い二枚目の男として現れる。
彼らは音楽を聴くのが無償に好きで、仕事の合間にはCDショップなどで音楽を聴いている。
「人間の作ったもので、最高なのはミュージックで、最悪なのは渋滞だ」
人間の世界の価値観や言葉などをあまりよく理解していないため、人との会話は少しズレてしまう。
この感覚が普通の会話を面白くしてくれる。
この感覚が普通の会話を面白くしてくれる。
「死んだ牛はうまいか」
死神が素手で人間に触れると、人間は気絶し、寿命も一年間縮まってしまう。
千葉が仕事をする時は必ず雨が降っている。
全体的にクールでありながらも、ちょっと人間くさい、優しさを持った死神に親しみを感じる。
・死神の精度
・死神と藤田
・吹雪に死神
・恋愛で死神
・旅路を死神
・死神対老女
・死神と藤田
・吹雪に死神
・恋愛で死神
・旅路を死神
・死神対老女
この中で私のお気に入りは、「旅路を死神」「死神対老女」。
「旅路を死神」は人を刺して逃亡する犯人と一緒に十和田湖・奥入瀬渓流に
向かって旅をする話で、旅の道すがらの出来事や犯人の過去の記憶を
紐解いていく様が面白い。
奥入瀬渓流沿いを歩いてみたくなった。
他作品とリンクした人物も登場してくる。
向かって旅をする話で、旅の道すがらの出来事や犯人の過去の記憶を
紐解いていく様が面白い。
奥入瀬渓流沿いを歩いてみたくなった。
他作品とリンクした人物も登場してくる。
「死神対老女」はこの短編集の他の短編とリンクしている。
ああ、何だっけ、聞いたことがあるなあ、とにんまりする。
合わせ技で一本というところ。
この作品では死神のとても優しい一面が出ていて、
最後にはご褒美のような美しい景色が。
ああ、何だっけ、聞いたことがあるなあ、とにんまりする。
合わせ技で一本というところ。
この作品では死神のとても優しい一面が出ていて、
最後にはご褒美のような美しい景色が。
ちなみに作者は「死神と藤田」がお気に入りだそうだ。
印象深いセリフを少し集めてみる。
「人間の作ったもので最悪なのは、戦争と除外品だ」
「誤りと嘘に大して違いはない。微妙な嘘は、誤りに近いんだって」
「最高ではないけれど、最悪じゃない、そういうのってあるじゃないですか」
「人が生きているうちの大半は、人生じゃなくて、ただの時間、だ」
「人間はね、年取ったって、大して成長しないんだって」
「わたしは、凄く大切なことを知っているから」「それはなんだ」「人はみんな死ぬんだよね」
「誤りと嘘に大して違いはない。微妙な嘘は、誤りに近いんだって」
「最高ではないけれど、最悪じゃない、そういうのってあるじゃないですか」
「人が生きているうちの大半は、人生じゃなくて、ただの時間、だ」
「人間はね、年取ったって、大して成長しないんだって」
「わたしは、凄く大切なことを知っているから」「それはなんだ」「人はみんな死ぬんだよね」
■内容紹介■ 死神は雨とともに現れる──彼の7日間の調査で対象者の生死が決まる。様々なスタイルで語られる6人の人生。人気作家の傑作短篇集 (1)CDショップに入りびたり(2)苗字が町や市の名前であり(3)受け答えが微妙にずれていて(4)素手で他人に触ろうとしない──そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。1週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌8日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う6つの人生。