また月曜日が始まりました。
おまけに雨で朝から憂鬱ですね。
週末はいつも通り妻(ドケチ教教祖)と二人で京丹波町の山小屋(掘立小屋)で過ごして、一週間分のエネルギーを補充してきました。
日頃のストレスと20年来付き合っているパニック障害の治癒方法として、たき火無くしては生きてはいけなくなってしまいました。
ド素人農家として、失敗を繰り返しながらの播種から収穫までの個々のプロセスは最高の経験ですが、私にとっては焚き火もその中の欠かせない一部分になっています。
いつも夕方4時を過ぎる頃には農作業は止めて焚火の準備に入ります。
私の焚き火は薪集めからマインドフルネスのルーチンが始まります。
① 谷沿いの道を散歩して10分ほどボーッとします。
水音や小鳥のさえずりがお伝え出来ないのが残念です。
② 散歩の傍ら松ぼっくりを拾います。
昭和の時代のキャンプといえばスターター(着火剤)は樹脂を含んだ松ぼっくりが定番でしたが、今では知る人は少ないようです。
キャンプに行く度に着火剤をお金を出して買うなんて、妻(=ドケチ教教祖)によれば鞭打ちの刑らしいです。
③ もし枯れ木が落ちていれば拾います。
こんな倒木をみつけたら小屋まで引きずってチェーンソーでコマ切れにして1~2年床下で乾燥させておきます。
今回は一昨年拾って乾燥させておいた栗の木の根元部分を燃やします。
④ それでは焚き火のスタートです。
スギの枯枝→松ぼっくり→小枝→薪の順に積み上げて着火します。
酸素が欠乏しないように薪同志の間を空けて徐々に火を大きくします。
スギの枯枝を入れ過ぎて炎というより火柱になってしまいました。
炎が落ち着くと・・・・
「焚き火は人類が最初に見つけたエンターテイメント」と聞いた事がありますがまさにその通りですね。
焚き火の間は黙々と炎を見ます。
マインドフルネスを意識しなくても日頃のストレスが脳裏によぎる事はありません。
数年前に鬱症状の友人に焚き火を勧めた事があり、月1回で半年の間小屋を貸してあげたのですが、とても喜んでくれました。
(後に聞くと明け方まで焚火の炎を見ていたそうです。)
彼も今では快方に向かっていて、心から嬉しく思っています。
⑤ 後片づけ
焚き火を終わる時は必ず水を掛けて消火します。
山火事防止のためでもありますが、次回の焚き火用に保管しておくためです。
草木以外は燃やしていない灰なので肥料として植物の根の周りに撒きます、
前にブログに書きましたが、私は焚き火で出来た炭で料理も作るし、秋~冬は暖も取れます。
パニック発作が酷かった頃は電車にも乗れず、どうしても避けられない用事があって梅田まで行かなければならない時など、阪急電車で(各駅で下車するので)2時間以上掛かることもありました。
でも今では完治はしないものの月曜日から金曜日まで通勤できています。
妻(ドケチ教教祖)に言わせれば、焚き火は経済的であることがかなりのウエイトを占めると言っていますが・・・