科研費 | ドクターブラックのブログ

科研費

大学にいると国や団体から研究費というものが出ます。研究するにあたって、その目的と方法を書き、お金をくださいという申請をするのです。ほとんどが東京大学と京都大学がもっていき、おこぼれをその他の大学がもらうのが慣例のようです。ただ、大学というところが、本当に役に立つ研究をしているかどうかはかなりあやしく、特に医学の分野では、医学研究というと、臨床応用すぐにでもされそうな研究をしているのが本当かな、と思うのですが、それは嘘で、ほとんどは臨床や患者のことはほとんど考えていません。


研究のための研究、いい雑誌にのるネタを材料として選び、いい雑誌にのせて、点数をかせぎ、準教授や教授になっていく、というコースができているのです。いい雑誌すなわちnatureやscienceといった雑誌が基礎的な実験を好む傾向にあるのと、臨床のデータは地味で時間がかかることから、敬遠されがちです。個人的な考えですが、むしろ、これはというテーマを国が考え、それにそった新しいアイデアのある大学の教室、個人にドーンとお金を投入したほうが、ひとのお役にたてるのでは、と思うのですが。お役人は頭がよいのだから、毎日このテーマを考えていてくれれば、それに対する答えを僕らが毎日考えるのに・・。


日本の教育がそもそも、問題に対して考える習慣をつけても、問題そのものを考えることは苦手にしてるんだから、大学の科研費もそのへんを考慮してほしいなあ。まあ、とは言っても、この目的と方法書くのが、ただめんどくさいというのが本音です。