袖ケ浦市飯富の袖ケ浦公園で、飼い主が捨てたとみられる約100匹の猫が生活している。今月には2匹を捨てたとして、木更津署が動物愛護法違反の疑いで70代と60代の夫婦を書類送検した。こうした摘発は同公園では初とみられる。不妊手術や餌やりを行っているボランティア団体「袖猫パトロール隊」の大島三郎代表(61)は、「法律違反であることをよく考えてほしい」と、猫を短命に追い込む無責任な飼い主の行動に憤っている。
市によると、公園には約10年前から猫が遺棄され始めた。糞尿の臭いがする上、「駐車場の車に傷がつく」といった苦情も寄せられており、接触事故も起きている。市は「遺棄は犯罪」であることを訴える看板を設置して対応してきた。
同署によると、摘発された夫婦は4月に子猫2匹を捨てた疑いがもたれている。大島さんが目撃して通報し、同署が翌日までに2匹を保護した。猫を返された夫婦は容疑を認めて反省し、現在は里親を捜しながら飼育しているという。動機については「猫が原因で近隣とトラブルがあった」などと話している。
袖猫パトロール隊によると、同公園には平成25、26の両年にそれぞれ約60匹が遺棄され、そのほとんどが1歳未満の子猫だった。里親探しの活動と併せ、不妊や去勢手術をほぼ全ての猫に施しているため、本格的に活動を始めた昨年6月以降、園内で新しい命は生まれていないという。約10人で構成される同隊メンバーの全額負担で朝や夕方に餌をやっているほか、寄付金を募りながら病院での予防接種なども行っている。
同隊の女性は、「特に冬の公園の環境は厳しく、ここの猫たちは5、6年しか生きられない。一代限りの命を全うさせて、この公園から猫がいなくなるのが夢です」と話す。
飼い主は、責任持って最後までペットの面倒を見ましょう。ペットは、家族です。今日も元気で!
