
物語はサイドストーリーが面白い ~ ひとは主人公でなくていい
2016年11月20日(日) 13時29分29秒
テーマ:ブログ
いや~あっというまに年末ですね 散歩がてら物思いにふけっています
弊社に2年弱、勤めていた従業員が退職しました
もともと他の職種で自立を目指していて・ ・ フルタイムで働くのが難しくなってきたとのことらしいです
果たしてこれでよかったのか、悪かったのか
近所の池へ着くと、餌をくれるのかと勘違いした鳥がよってきます(汗)
( ̄□ ̄;)!!
もう紅葉が街をすっかりつつみこみ、池には夕陽がさしてきて
昔を思い出しました
人生はサイドストーリーが面白いのです。人は主人公でなくともいい
僕も若い頃は辞めては求職、辞めては求職と、いろいろ転職を繰り返していて、その途中でちょっとだけバイトするつもりで
型枠大工の見習いみたいな仕事をしたことがあります
毎朝、安全朝礼で「安全帯よし!」{足もとよし!」みたいな世界、ひええ~(・Θ・;)
ニッカポッカに安全教育シールだらけのヘルメット、黄緑のグラスファイバー?の長い柄のハンマーそして釘袋 スケール 耳に赤鉛筆 指の先が破れて油まみれの軍手
僕が所属していた班は、みな結構おしゃれでニッカポッカ上下で1~2万円もするのを綺麗に着ていた
ワークマンに一緒に買いにいったりした 僕は見習いで日当が安く、すぐに辞めるつもりでもあったし、作業着にお金をかけたくないので ワゴンに積んであるやっすい感じのを迷わず買いました 早速、店で履き替えます
先輩は 「えええ~ それでいいと~? いいの選んでやろうと思ったとに~ 1980円?安っ 安っ! !!ぎゃはは~っ! なんこれ~!」
「みてみ~イデちゃんの作業着! クソ怪しい~!!!Σ(・ω・ノ)ノ!」
「あっ ほんとだ クソ危ねえわ!! たははは~っ(・∀・)」
と、着てる僕を見て爆笑していました. 当時の人気のニッカポッカは たとえば昭和の時代の学ランみたいな感じで 上着は超短ラン、下はハイウエースト&ボンタンとかドカンとか、それが鮮やかなカラーの、、、、それなりにカッコイイ、人気のニッカポッカでした
僕のはやっすい奴なので布をケチってる?? のか 下のすそが妙にパツパツで極端に言えば、大阪のおばちゃんのスパッツスタイルみたいな、、逆三角形ズボンの「クソ怪しいデザインのニッカポッカ」
現場では他のタテコミ班の人も
「えええっ?! どうしたと?!その作業着は~~? 目立つな~っ怪しい~っ!((>д<))」とか
「ええやん! ええやん! 変なかっこうでも真面目にやっとればええやン!」
「そうたい! ええやんけ! キサマそげん言うな! 可哀想やろが!(−_−#)」
と、ワゴンに入っていた(失敗作!?)「クソ怪しいデザイン」の僕のニッカポッカで話題になってた ううむ~ か、かわいそうって、、((>д<)) なんか申し訳ないやら なんやら
そんなみるからにクソ怪しい作業着にも着慣れてきた頃、昼休みに寝転んでジュースを飲んでいると親方がきて(親方は当初から、作業着に全く興味なし、何も言われなかった)
「おう~なんしようとや~ 少しは慣れてきたか? 今は金物、鋼管、カタメとかばかりやけど いずれはなあ~ タテコミさせちゃるけえ~ 頑張れ!」
僕は言葉に詰まっていました カタメとかだけでも全然よかったのです 職探しの間のバイトのつもりでやっていたから
だってじきにに辞めるつもりだったから、、、 だけど工場で型枠の制作をしたり、タテコミで下の墨会わせて枠を乗せ、大きい釘をワンツー(僕はスリー~フォーぐらいまで)で打ち下ろすところまでいろいろ教えてもらったり ハンマーの裏でキュッて釘で枠を締めるのは少し快感 それだけに どこか申し訳なく、寂しかった
結局、まもなく就職がきまり辞めることになったのですが
親方は、ただ、静かに 「・ ・ ・ そうや・ ・ ・ 良かったやないか・ ・ 就職決まって 俺は~横浜やら行ったことねえぞ・ ・ ・フフっ・ ・ どうする? 釘袋やらハンマーやら道具、、記念に持って行くか?・ ・ ああ、後、日当!!ほんとは月末にってママが言ってたけど、準備してる・ ・ ・ ほれサインせえ・ ・ ・ 」
僕「すみません・ ・ ああ、道具ですけど・ ・ 新しい方がきたら、その人に、、コレ、とっても使いやすかったです」
帰りに駐車場に先輩がいます。だいたい一緒にメシ食って、一番いろいろ教えてくれた先輩でした ニッカポッカ、半キャップでバイクにまたがったまんま・ ・ (ちょっと恐え~ あらためてみると恐え~) 大声で
「親方も期待しとったとに~ これからやったとに~ まあ、よかたい! じゃあな!」
なんだか気持ちよく送り出してくれたのを懐かしく思い出します
僕だったらこんなふうに送り出せただろうか きっと わだかまりがあるままだったけど
いつかこの親方のように人間的に成長し、暖かく対処できるようになりたい
ふと思い出から 現実の世界に戻る
僕 「!・ ・ ・ ・ ・ 」
最初の近所の池の前に立ち止まっていて
それはもう静かに街の日は暮れ始めていて
黙ってプカプカ、のんきそうに泳いでいる鳥を尻目に
赤やオレンジ色の落ち葉が絡みつく道をゆっくりとひきかえした
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