こんにちは!秀平文忠です。
古い理科室や書斎の隅にひっそりと置かれた天球儀を、手でゆっくりと回してみたことはありますでしょうか。 透明な球体の中に並ぶ星々の位置や未来の軌道が綺麗な金属の環で組み合わされていて、世界全体の大きなルールを見事に映し出しています。 一見すると何重ものリングが複雑に入り組んで見えますが、それぞれの輪には決まった役割があり、全体の法則に従って整然と連動して動いています。 私たちが日々向かい合っている仕事やプロジェクトの全体像も、この天球儀の構造にどこかよく似ています。 どんなに一見難しそうに見える複雑な作業であっても、仕組みの輪をひとつずつ丁寧に紐解いて整理していけば、美しいひとつの流れとして捉え直すことができるからです。
一方で、学校の教室の正面に大きく構えている黒板のことを思い出してみてください。 黒板はどれだけ文字や複雑な図形を書き込んでも、濡れた雑巾でひと拭きすれば一瞬で真っ白な状態へと戻すことができます。 失敗しても何度でもやり直せる完璧な自由さと、不要になった古い情報を綺麗にリセットできる爽やかさがそこには用意されています。 私たちの頭の中や日々の業務も、忙しい毎日の中で気づかないうちにたくさんの作業や連絡事項の文字でぎっしりと埋め尽くされがちです。 混乱した時には無理に新しい文字を書き足すのではなく、黒板を拭くように一度散らかった情報をまっさらに拭き取ってみることが大切です。
全体を立体的な構造として捉える天球儀の視点と、不要なものをサッと消し去る黒板の潔さ。 この二つの視点をうまく持ち合わせることで、私たちの日常の作業は驚くほど軽やかで滑らかなものへと変わっていきます。 毎日手作業で必死に繰り返している事務作業やデータ管理は、いわば文字で真っ黒に埋まった黒板のような状態です。 一度それらをきれいに整理して不要な手順や手間を拭き取り、本当に大切な情報だけを正しく残してあげること。 And ツールや自動化という頑丈な輪を使って、天球儀のように滑らかに連動する仕組みを作ること。
手作業の混乱から抜け出し、スムーズに動く仕組みに作業を任せていけば、空いた時間で新しいアイデアを描く豊かなゆとりが生まれます。 自分ひとりの腕力だけで全ての車輪を回し続け、疲れ果ててしまう必要はどこにもありません。 身の回りにある作業の黒板を一度きれいに拭き払って、あなただけの美しい軌道を組み立ててみませんか。 ほんの少しの整理と工夫を取り入れるだけで、毎日の景色はもっと楽しく自由なものへと広がっていきます。