「少女と毒」佐藤まどか

「少女と毒」佐藤まどか 講談社
✼••┈┈ 解説 ┈┈••✼
「ここにいれば、ひとりじゃない」
地方の家庭で両親の諍いと破産に苦しみ、学校でも居場所を失った中学2年生の少女。
追い詰められた彼女は、たった7万円を握りしめ家出を決行し、夜の東京・新宿、歌舞伎町へとたどり着く。
ネットの噂を頼りに訪れたその街で、トー横キッズと呼ばれる、
自分と同じように居場所のない少年少女たちのコミュニティに引き込まれていく。
主人公の少女は、所謂トー横キッズと呼ばれていた子達と比べると、さほど酷い暮らしをしているわけでも無い
それなのに「居場所も相談相手もいない」状況から逃れるために安易に歌舞伎町を目指す
幸い(?)直ぐにベースと呼ばれる1室に出入りをしている少女に声をかけられ居場所を確保出来たのでニュースになっているような犯罪に巻き込まれずに衣食住は確保されるが…
羊の皮をかぶった狼の話
少年少女向けの短編です
この作家は他にもこういう作品を出版していて
佐藤まどかの「消えたこどもたち」三部作
『少年と悪魔』(発売中)
『少女と毒』(2026年発売予定)
『ぼくたちはここにいる』(2026年発売予定)
ルポルタージュではもっと悲惨な事件を読むことがあるけど、対象になっている少年少女達の目には入らない
装丁も含めて、危険を察知出来ない若い世代に興味を持ってもらいたくて刊行された作品でしょう