
3月から、他の本と並行してずーっと読んでいた
「あさのあつこ弥勒シリーズ」
先日、最新刊になる
11巻目「乱鴉の空」(らんあのそら)を読み終えました
時代小説でもありミステリーでもあり、人情小説でもある素晴らしいシリーズなのです
1巻ごとに新しい事件は起きつつも、第1巻から続くストーリーが主軸となる主人公3人の話
第1作目「弥勒の月」のあらすじ
(Amazonより)
小間物問屋・遠野屋(とおのや)の若おかみ・おりんの水死体が発見された。同心・木暮信次郎(こぐれしんじろう)は、妻の検分に立ち会った遠野屋主人・清之助(せいのすけ)の眼差しに違和感を覚える。ただの飛び込み、と思われた事件だったが、清之助に関心を覚えた信次郎は岡っ引・伊佐治(いさじ)とともに、事件を追い始める……。“闇”と“乾き”しか知らぬ男たちが、救済の先に見たものとは? 哀感溢れる時代小説!
これから始まるのですよ!
主だった登場人物の人となりや生い立ちなどは、巻が進みながら追々紹介されていくので(ミステリーでもあるし)詳しくは書かない
遠野屋の主人「清之助」、同心「小暮信次郎」岡っ引き「伊佐治」この3人は形は違えど、心の奥底に持つ闇
ある者は抗い、ある者は良しとし、ある者は気付きつつ抑え込もうと、それぞれもがきながら惹かれ合う
あさのあつこの文章は、魅力的で無駄がなく引き込まれてあっという間に読み終えてしまう
弥勒シリーズ新作の発売が待ち遠しい
①弥勒の月
②夜叉桜
③木練柿(こねりがき)
④東雲の途(しののめのみち)
⑤冬天の昴
⑥地に巣くう
⑦花を呑む
⑧雲の果(くものはて)
⑨鬼を待つ
⑩花下に舞う(かかにまう)
⑪乱鴉の空(らんあのそら)