
「僕の心臓は右にある 」
大城文章 朝日新聞出版
お笑い番組などで最近よく見かける
「チャンス大城」の生い立ちからお笑いの道に進むまでを書いたエッセイ
若干気味の悪い?雰囲気が漂うチャンス大城ですが
心の奥にとてもピュアな優しい面を持っている
でも、それを何重にも覆い隠す程のだらしなさ、変わり者、妙な開き直り、酷く酒癖の悪いことなどを包み隠さず書いている
家族、友人、同級生もなかなかの変人揃い
それぞれのエピソードは吹き出すような話ばかり
バイト先に来る美しい女性が後の「あの人」だったり…
松本人志の前で大失態をして見えかけていたチャンスを逃し、千原兄弟に厳しく叱責され、助けてもらったり
子供の頃、家族で教会へ通うクリスチャンであった事もあり、神様の存在を信じているようで
あることを神に誓い、それから上向いていく運
苦労も多かった遅咲きの変わり者が紆余曲折を経て現在に至る楽しいエッセイです