
「私」という男の生涯
石原慎太郎 幻冬舎
自身も妻も亡くなってから刊行してくれ、と遺言していたもの
石原慎太郎の幼少期の話(「弟」で書かれている内容も)から経済界との繋がりの話、政界の金の話(中川一郎の不審死や維新の会の話)、弟の石原裕次郎の事や趣味の域を越えて体の一部のようなヨットの話など
ある世代から上の人達には面白い
この原稿については、本人と幻冬舎の見城徹氏以外は知らずに最終稿のチェックを終えた状態で静かに待機していたのだそうだ
確かに、奥様の知らなかった事や知りたくなかったであろう結婚生活中の年の若い女性との恋愛話が具体的に書かれていて、都知事時代の恋愛の話もあり、読んで「呆れた」😅
それと、こんなに年若い女性を恋愛対象にしてたのかよ、気持ち悪っ
あと、どうりで中年の女性をババア呼ばわりするわけだ、と妙に納得😅
戦時中、戦後に彼が経験した話は読んだ時期も相まって印象に残ったね
短い文章であっても実際に経験した人が語るのと、想像で書くのとは雲泥の差を感じた
引き合いに出して悪いが
その理由で古市憲寿「ヒノマル」つまらなくて途中で読むのをやめたもので
それにしても、石原慎太郎が、彼女の最期まで気に掛けていた女優Nとは、誰のことなのだろう?