「孤剣の涯て」木下昌輝 読了 面白かった! | pyonpyon ブログ

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「孤剣の涯て」木下昌輝
文藝春秋

今読み終えた
最後まで飽きさせない展開で、面白かった

時代は大阪冬の陣から夏の陣にかけて

五霊鬼の呪い、徳川を呪う呪い首が置かれる
呪う首には妖刀村正で斬られた首で眼球の裏に諱を刻まれている

理由あって(サスペンス要素もあるから詳しくは書かない)犯人捜しをする宮本武蔵が主役


主役は宮本武蔵なのだけど、敵(敵?)の坂崎直盛(坂崎出羽守)またの名を鬼左京、かつての名は宇喜多左京亮詮家(あきいえ)が凄いのよ😅
他の木下作品で登場した時も悲鳴のような奇声を上げながら斬り込んで、慈悲の欠片もない殺戮を繰り広げる武将なの。
今回もかなり怖い存在

⚔️戦場シーンは迫力があり、呪い首や怪しげな女傾奇は妖しく不気味

このところ、男色モノが多くて辟易していたけど、今回は最初の頃の作品
「宇喜多の捨て嫁」「敵の名は、宮本武蔵」のような迫力と怖さとが混じった面白さだった

読書感想書かないままの📖がたまっている😅