
「この世の春」
宮部みゆき 新潮社
上下巻でびっしりと内容が詰まっている読み応え十分の作品
北見家の若き藩主、重興の側近であった伊東成孝の一子、一之助を抱いた乳母が長尾村にある父(各務数右衛門)の隠居所に駆け込んで来た事から、娘の多紀の運命は大きな宇津に巻き込まれていく
誰が本当の味方なのか、誰を信じれば良いのか
輝くばかりに美しい若き藩主重興の常軌を逸した行動は憑き物の仕業なのか?
時代小説でありながらスリル満点のサスペンス作品なので内容は詳しく書きません
https://www.bookbang.jp/review/article/537287
↑
作家の乾禄郎がレビューを書いています
あらすじ・公式より
「ざまをみろ」
父を殺したとき、そして、刺客を討ち取ったとき、北見重興が発した言葉。
元藩主とは思えぬその言動に、どんな因果が秘められていたのか……。
名君と仰がれた今望侯の狂気。
根絶やしにされた出土村。
城下から相次いで失踪した子ども達。
すべての謎は、重興の覚醒とともに真実へと導かれる。ミステリー。サスペンス。そして、歴史。あらゆる技巧が凝らされた「物語の到達点」。
だそうです🤗
漫画化はされてないと思うけど相関図には顔の絵がついてます😅
私は単行本上下巻を図書館で借りましたが、新潮文庫で上中下巻で文庫化されてます