「婿どの相逢席」西條奈加 読了 | pyonpyon ブログ

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松任谷由実。



「婿どの相逢席」
西條奈加    幻冬舎     読了

築地の楊枝屋の四男
「鈴之助」が新橋の料理屋逢見屋へ婿養子に。
逢見屋は代々女将が実権を持つ仕出屋。
心優しく美しい長女のお千瀬は若女将として祖母、母と共に逢見屋を切り盛りしている。
逢見屋での婿どのの仕事は?というと
「娘を生ませること!」
実権もなく、これと言った仕事も無い婿の鈴之助と義父
気の強い義妹に遠慮のない嫌みを言われながらも持ち前の明るさと人懐っこさで逢見屋に馴染んでいく少し頼りないけど徐々に信頼される婿どのに成長していく鈴之助。
何かと相談に乗ってくれる実家の三男杉之助の飄々としたキャラクターもいい。
登場人物が魅力的なので続編も期待できそう。