2016年に発売の本で、文庫本も出ていますがコチラの単行本の装丁の方が好きです
感想:三成の最期はこうあって欲しい!という作者の熱い思い溢れる作品
天下とは個のものではなく、国を統べる枠組みに過ぎない。政を預かる身である者は何を措いても日の本を良くする道を探らねばならない
私欲に溺れること無く、豊臣への忠義のみに流されず、国の礎を重んじ国を泰平に導き栄え富ませるために徳川を伐つために立つ!
結果は分かっている話なのに、大谷義継、島清興(左近)との話は涙😢
関ヶ原で敗走した後に捕らえられ処刑までの間、晒し者にされるような描写をする小説もあるが、本作は家康と対面し堂々と意見する三成の姿に三成ファンとしては「こうであって欲しい」と強く思うが、あの家康が三成に思いの丈を言う機会を作ってやるなんて
(ヾノ・ω・`) ないない