
「まむし三代記」木下昌輝
朝日新聞出版
大河ドラマ「麒麟がくる」本木雅弘の斎藤道三が主役を食う熱演ももうそろそろ終わろうとしています
美しい横顔の道三も見納め
本作のキーワードは道三の父な長井新左衛門、斎藤道三が言う「国滅ぼしとは何なのか」というミステリー要素と道三の祖父である松波高丸から始まり、実父の道三と戦うことになる斎藤龍興までの歴史物語
厳密にいうと四代記だけど、国を治めようと志すのが新左衛門からととらえての三代記ということかね?
怪しく美しい容姿で謀略や毒殺など手段を選ばない「まむし」は道三より父である長井新左衛門の方が恐ろしい
今までにない新しい「美濃の蝮」作品かな
新左衛門の時代から道三へと使える仲間がいるのだけれど、彼らの生い立ちや関わりなど、手前で撒いた種を最後の方で拾い集める手法、この作家がよくやるのよね
好き嫌い(というより、またそれ?😅)が分かれるね
私はもう飽きたかな😁