映「マグノリアの花たち」 | pyonpyon ブログ

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松任谷由実。

先日、日テレで深夜に放送した映画


これ観るのは2回目


初めて観た時は、ジュリア・ロバーツが出ているので取り合えず録画しておいたら


これが面白くて泣けるいい映画だった


公開は、1989年


出演者は、シャーリー・マクレーン、ジュリア・ロバーツなど


舞台は郊外の小さな町


ドリー・パートン演ずるトルゥーヴィの美容室にもっさりした女が美容師の応募により訪ねて来る


このダサい女をあのかっこいいダリル・ハンナが演じているのに後で気づいた


トルゥーヴィに気に入ってもらい、即採用される


その日は、仲良し仲間のマリン(サリー・フィールド)の娘シェルビー(ジュリア・ロバーツ)の結婚式


マリンとシェルビー、元町長夫人のクレリー、ウィザー(シャーリー・マクレーン)らも美容院に集まりそれぞれ髪をセットしてもらう


みなさん、口が悪いったらないんだ


だから、セリフも面白い


今回は字幕スーパーでの放送だったんだけど、その方がいい


英語は分からなくても、言い方のリズムっていうのかな?それが日本語だとちょっと違ったりするからね


特に、ウィザーは超毒舌

ウィザー役のシャーリー・マクレーンがカッコイイんだよね~


薄めの唇に真っ赤なルージュひいて、タバコをカッコよく吸ってハイヒールでカッカッって歩くの


ウィザーの悪友クレリーは一見は、上品なんだけど、こちらも口が悪い



亡くなった夫(前町長)の名前の付いた公園の式典に参加した帰りに美容院へ来るんだけど

どうも現町長夫人が気に入らないらしく


式典どうだった?と聞かれると


「始球式で打ったボールが当ったのよ~、○○(現夫人)に~ハッハッハ~」とか


シェルビーのウェディングパーティーで踊る現町長夫人(額に大きくガーゼを貼っている)をトルゥーヴィと二人で見ながら「見て!あれ!ガードルも履かずにあんなドレス着るなんて考えられないわ!」二人とも美的センスに煩い


「まるで豚が2匹ドレスの中で暴れてるみたいよっ!ハッハッハ」と二人で町長夫人のダンスを見ながら大笑い



こんな感じに口は悪いけど、みんな生活水準は高い様なので全体的には上品



シェルビーは糖尿病があり、美容院で準備中に発作を起こし、持病の事や子供な望めないなどを皆は知る事になるけど、みんなシェルビーを愛しているから一生懸命励ます


シェルビーも明るい性格で「大丈夫!彼も養子を貰えばいいって言ってくれてるし、養子がダメなら買えばいい!って言ってる」

彼は、高給取りの弁護士


こんな感じにセリフが面白いんだ


シェルビーの父親も異常に明るい(破天荒?)


ウエディングパーティーの準備中に木に群れる鳥を追い払う!とピストルをバンバン撃ちまくったり



父親役は「M☆A☆S☆H マッシュ」に出演していた俳優だね←1970年の面白い戦争従軍医の映画




シェルビーは、リスクを乗り越え出産するけど合併症を併発する


暗くなりがちなシェルビーの糖尿病の悪化というテーマをさらっと描きながら、でもそれを支える家族やまわりの仲間たちをこれもさらっと描いてる


現実だって、大変な事があってもそんなに泣いてばかりじゃないんだよね


シェルビーのママが「私はテキサスまでだって走って行けるのに何でシェルビーは出来ないのよーっ、命をかけて産んだこの子の成長をなんでみる事が出来ないのよーっ」と泣きながら怒りに震えるシーンがあるんだけど


それがお涙ちょうだいの演技じゃなくてすごくいい


怒って、泣いて、そして急に「誰か、鏡持ってないっ?」ってメイクの崩れを気にする(笑)


これを短い時間にダーッと喋る


ネットで映画のレビューをチェックしたけど「ちゃんと観てねーだろ?」な解説ばっかり


ウィキの方が分かりやすかった


これ、舞台でも出来そうだなって観ながら思っていたら、元はブロードウェイの舞台でやったものをちょっと手を入れて映画にしたらしい


もうレンタルでも観られないかもしれないけど、好きな映画です