予想した通り・・・つまらなかった
北海道警のメンバー達も何の働きもせず・・・
話は、国会議員の楠木の事務所に脅迫状が来る事から始まる
こっちの方は、北海道の代議士の裏金を狙っての犯行で犯人からのメッセージはツイッターを利用している
これとは、別に立てこもり事件が起こる
現場は、政治家の娘が経営するワイン・バー
そこに、北海道警の小島百合が友人(元犯罪被害者)とここで行われるピアノコンサートに行くために訪れる
立てこもり犯人は、2名で一人は4年間服役した後に、冤罪とわかり晴れて自由の身となった中島とそれをサポートするという瀬戸口
二人は刑務所で知り合い、瀬戸口が中島に同情して今回の犯行に至ったという
犯人の要求は、無罪で出所した当時の警視庁の刑事局長、山科邦彦の謝罪
このコンサートのピアニストがその山科の娘である
犯人は、山科の娘に山科に電話して、謝罪するように説得するように要求し続ける
人質は、山科の妻、娘、娘婿、孫、北大教授夫妻、ワイン・バーのオーナー楠木の娘、従業員の女性、道警の小島
弱気な中島に対して、主導権を握っているのはサポート役の瀬戸口
山科の娘、キャリア官僚の娘婿も、ギャーギャーとヒステリックに騒ぐばかりで、面白くもなんともない流れのまま話が進む
道警の他の仲間である佐伯、津久井、新宮などは車で待機しっぱなし~
テレ朝でやる2時間ドラマみたいな安っぽい話で、盛りあがりも何にも無い
ワイン・バーに行く直前に、スマホを新調する小島百合
現場からの連絡をこのスマホで入れたり、ハンズフリー機能をつかってみたりと多用する
ほんの数時間前に手に入れたばかりなのに、まあよく分かっていらっしゃること!
手も滑らずにサーッと使いこなす(ビギナーには出来ない芸当)
もしかして・・・佐々木譲、最近スマホに新調した?それでこれを書く気に?
って思っちゃうくらいの大した事ないスマホの利用(ツイッターに関しても、そう)
譲のスマホ記念? ∑(-x-;)
始まって直ぐに、こっちが犯人だろ?ってすぐ分かるし、ラストも「誰?急に出てきてー」みたいなのが出て来るし
よくもまあ、こんなの本にしたね
これが手元に無かったら、もっと悪口書いているところだったわ
面白いよ~!!
もうひとつ、気になっている作家と作品
アマゾンのレビューでも絶賛されている(本当に新人なのか?とか)
次作の「桶狭間 天空の砦」 新潮社 もなかなか面白そうです
近いうちに読もうと思ってます