さて、それでは前回引き続き、其の二です。。。


織田家についた小寺家の家老官兵衛はピンチを迎えます。

織田家が畿内に進出したときは播州は赤松家や別所家、

小寺家も含み、豪族が播居している状態でした。

官兵衛は各家を毛利側ではなく、織田家に仕えるように

説得して回り、織田家へ帰順させていましたが、

突如、別所家が裏切り、窮地に陥りました。


そこは行動を共にしていた羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が

別所氏の居城、三木城を取り囲むように柵や櫓を立てて、

城を城が囲むような戦略で閉じ込める策戦にでました。

これによって、別所氏は籠城を余儀なくされました。

その後、数年間籠城を続けた別所氏は結局、

兵糧が底を尽き滅びるという憂目にあいました。


しかし、官兵衛の本当の危機は荒木村重の反乱でした。

村重の反乱の理由は諸説ありますが、謎につつまれています。

後に豊臣秀吉が天下統一したのちは許され、仕えていることから

やむを得ない理由だったかもしれません。


反乱を起こした村重を交誼のあった官兵衛は単身で

説得に向かいますが、説得できずに

逆に幽閉される事態となります。

このとき、織田信長は官兵衛の裏切りを怒り、

人質として預けていた嫡男(後の黒田長政)を処刑することを

部下に命じました。

半兵衛は織田信長には嫡男は処刑したと伝え、

実際には嫡男を自領にかくまい、命を助けました。


当時の織田信長の冷酷さや非情さを知る家臣達からすれば、

あり得ない行為でしたが、半兵衛は実行しました。

おそらく、同じような立場にある半兵衛と官兵衛との間には

不思議な友情があったのでしょう。。。


官兵衛はそんなことも知らずに、ただ、牢獄から出る瞬間を待ち続けました。

結局、長い幽閉生活の中で片足を一生、不自由な体となってしまいます。

そして、そんな官兵衛を待っていたのは悲しい現実でした。


続きは「其の三 」で…


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