スムーズな買収には「スクイーズ・アウト」は有用である。


買収がこじれることは既存株主にとって、
これは個人も機関投資家、少数、大株主にも悪影響がでる。
スムーズな買収は全投資家にとって、有用なものである。


しかし、で…ある。
今回のケースでもブーイングはあると考えられる。
今回は50円(3%弱)しか下回っていないので、
著しく不当に少数株主を不利に扱ったとは言いがたい
水準だと思われ、いくら、少数株主がブーイングをしても、
この条件を飲まざるを得ない状況であろう。


また、三角合併に応じた株主にもリスクがある。
受取ったシティ株式の株価変動リスクを享受しているおり、
さらに、シティ株式を売却する際の売却手数料を加味すると、
一株あたりで受け取る最終的な対価は1,700円を下回る。


現金での買取り請求に対して1,700円で応じると、
むしろ三角合併に応じた株主のほうが不利になりかねない。
そういうこともあり、一株あたり1,700円未満にすると
いうことはある程度理にかなっている部分もあるのだ。


今回の件でつくづく思うのは少数株主と大株主や親会社との間で
利害相反が起こることは多々ある。


したがって、

「我々のような少数株主は買収企業や大株主の意向に

強制的に従わせられるというリスクと常に直面している」

という事実は忘れてはならない。