東室蘭駅発苫小牧行きの汽車が、
学生であふれ返っていた。
もう夏休みが終わったのだ。
学生たちが夏休みの間は
車両も空いていて、
座ることも出来たのだが、
横浜の朝のラッシュ並みに混んでいる。
車両が1両しかないのだから、
それは混むだろう。
僕は車両の隅に場所を見つけ、
ひっそりと立っていた。
風花から北海道は夏休みが短いと聞いていたが、
あらためて実感した。
8月31日まで夏休みがあることが
頭にしみついているからだ。
風花に夏休みの宿題の追い込みは
いつやるの?と聞いたら、
お盆過ぎた始業式の前の日に、
一家総出でやるそうだ。
関東では8月31日がその日にあたる。
その時に、風花が小学生の頃に
自由工作で作ったカリメロの話を聞いた。
カリメロって、風花の歳で知ってるの?と聞くと
再放送でやってるのを見たそうだ。
作り方はまずヤクルトのボトルを
マジックで黒く塗って、
その上にピンポン玉を乗せて
接着剤でくっつけて、顔を描く。
そしてその上に、半分に割った
卵の殻を乗っけたら出来上がりだ。
想像してみると、かなり可愛い。
担任の先生にもかなり褒められて、
しばらく先生の机に飾られていたそうだ。
僕も作ってみたいと思った。

