北海道のバス停の前には、
よく待合所みたいなのが設けてあり、
小屋みたいになっていて、扉が付いてる所もある。
冬に雪が降った時には
寒さがしのげてありがたい。
このバス停の前には屋根付きの
ベンチがあった。
僕がなにげに前を通りかかると、
そこに異物があった。
ベンチにプチトマトが一個置かれていた。
アップにすると、
こんな感じで、もう置かれてから
数日経ってるようだ。
なぜこんな所にプチトマトが?
誰かが置き忘れたのか?
でもプチトマト一個を置き忘れるって、
どういうこと?
もしかしたら誰かが、ここでプチトマトを
育てているのかもしれない。時々、水をやって。
あり得ない話だけれど、
僕も自分の乳首のパイ毛を育てているので
(良い感じの長さになると、風花に抜かれてしまう)、
人が何を育てているかなんてわからない。
でもプチトマトはベンチの隅で、
肩身が狭そうだった。
「誰かなんとかしてくれよ」
と言ってるみたいに。


