さて、今夜はまた格別騒がしい。

向かいの部屋のおばあさんが、大きな声で鳴いている。わー、とか、あー、とか、うわー、とか、やー、とか。
何かもめているらしく、かれこれ2時間、ずっと奇声を上げている。
ある意味元気だな。

おーいおーいじいさん、というのもいて、いろいろにぎやかだ。



例の、血を滴らせてやってきた隣のじいさんは、さっき歯磨きをするついでに覗きに行ったら、おとなしく寝ていた。が、安心はできない。

ゆうべ泊まったうちのおばさんは、寝る前、看護婦に隣のじいさんの様子を聞いたらしい。
「お隣、今晩くくられとん?」
(点滴等を外されないように、処置しているらしい。)

以下アンサー。
「うん、くくられとるんやけど、どうにかすり抜けて来るんよなあ。」

うちのおばさんは、「すり抜けて来る」が気になったらしく、今朝4時まで眠れなかった、と言っていた(笑)

ま、おいらがさっき話した看護婦も、「おとなしいに寝よっても、突然来るんよなあ。」と言っていたが。

恐るべし、隣のじいさん。










ところで、部屋を間違えてやってきた、隣のじいさんの身内らしきおばあさん…隣のじいさんの奥さんだったよ。
奥さんが部屋間違えるわけないし、奥さんではない、と判断してたんだけど。

実は、奥さんも軽い認知症で、部屋がわからなくなるんだって。
どうりでなかなか出ていかないし、様子がおかしいと思ったんだよ…。

いろいろ大変だな。