6/4 CMLL-REINA メインイベント 万喜なつみ選手VSシルエタ選手 | さすらいのブログ

リングの妖精、万喜なつみ選手。

他団体への参戦もすっかり珍しくなくなったアクトレスガールズ。
ただし、シングルでメインイベント、相手は初対戦ともなれば
その緊張は想像を絶するものなのだろうと思う。

CMLLとのコラボ興行とは言え、主体となるREINAの選手は
メインイベントのリングにはいない。
つまり、他団体の興行のメインを実質任されたと言っていい。


 今までも、アクトレスガールズの興行では何度もメインを務めた
万喜なつみ選手。
他団体からの初参戦選手に当たる確率は他の選手に比べて
圧倒的に多いような気がする。しかも相手は全員他団体の
エースクラスだったりする。

他団体参戦時でも初見のお客様のどよめきを誘うムーブ、
そして高い身体能力と試合の組み立てに団体関係者の
信頼が厚いのだろうと思う。


この日(6/4)の対戦相手はシルエタ選手。
メキシコの選手で、調べたところ、年代、キャリアは
日本では松本浩代選手とほぼ同じ。

 


 側宙を連写で撮りたい場合はこのカットでもう少し上に余裕が無いと
次のカットで脚が少し見切れます。ある程度広めに撮って後から
トリミングするのがいいかも。

 シルエタ選手も人気があります。
CMLL-REINAと銘打った大会だけあってコアな昔からの
ファンの姿もたくさん見られました。私はまだまだ新参者。
 

決して大きくはない、ハッキリ言えば妖精サイズの身体に
プレッシャーを一身に受けて試合スタート。

さりげなく脚を絡ませて倒す、こういうところがとても上手い!

レガース付けてないからメチャ痛いだろうな・・・


妖精が飛ぶ!妖精が舞う!

この日はドロップキックを多用。当たる瞬間に
ちゃんと相手を見据えているのが分かります。


シルエタ選手、ラフ殺法も。左下の手はほぼセコンドについている
アクトレスガールズ勢のもの。

スリーパー+キャメルクラッチ。脱出不可能かと思われましたが・・・

仲間のピンチに後方から見ていた安納サオリ選手も思わず
エプロンサイドまで出てきて檄を飛ばします。

 


 
心配そうなサオリンの視線の先にはこんな光景が。


ドロップキックで活路を開く。渾身の力で締め上げます。

シルエタ選手も簡単には主導権を握らせません。

セコンドの角田奈穂選手とロープがかかっちゃったけど五十嵐乃愛選手。

エルボーの打ち方が力強い!Sareee選手の影響かな。

仲間内でも空中姿勢が素晴らしいと評判のフライングボディアタック。
個人的にはなつぽい本人が目指す「スーパースター」にかけ合わせ
「スーパースタープレス」と名付けてもいいんじゃないかと。

 


 ロメロスペシャル。フォーム完璧ですね。

 


セコンドに「押さえとけー!」と命じたのち、場外にいるシルエタ選手へ
スーパースタープレス。

この技の前にはセコンド陣に対して場外のシルエタ選手を
「(リングに)上げろー!」
写真は撮れませんでしたがセコンド陣が皆でシルエタ選手を
リングに押し込むというランバージャックデスマッチのような
シーンがあったことも書き記しておきたい。

 


あわやのシーンもあったものの、最後はシルエタ選手の
ムーンサルトでカウント3。

すぐに駆け寄る安納サオリ選手。

他団体、そしてCMLLとのコラボ興行ということもあり
この日万喜なつみ選手を初見というお客様もいらしたはず。
試合前は「ナントカなつみちゃん」(by山縣優選手fromWAVE)
と思っていたお客様も試合後には「万喜なつみ」と名前が
しっかりインプットされたのではないかと思う。


アクトレスガールズBeginningは産声をあげてからまだ2年。
団体、選手ともに知名度という点ではまだまだ伸びしろしかない。
他団体参戦が増えてファンとしては観戦機会が増えて嬉しいが
彼女たちはそのつど初見のお客様の心にアクトレスガールズを
刻みこむミッションがある。

そのミッションを昨年終盤から先頭に立って遂行しているのは
小さな身体のリングの妖精、万喜なつみなのだと思う。

優れた身体能力と気迫がほとばしるファイトでリングの上では
決して小さくは見えず、むしろ最近は頼もしささえ感じることが出来る。
売店では自分の試合だけではなく、今日全体がどうだったか
逆に聞かれる事も多い。

広い視野、全体を見る目を養いながら活躍の場を広げていく
その姿を見ていると、彼女の目指すスーパースターへの
ステップを確実に登っていることを確信出来る。


 それにしてもこの笑顔、一家に一人欲しい。