★ 11月30日 月曜日
継続は力なり、というが、
継続できることの幸せを想いながら、
今朝も暁闇の中を散歩。
早朝の散歩が暗くなり始めた頃は、
オリオン座は、南天に位置していたが、
今はもう、その半分が、西側の黒い山影に隠れている。
しかし、
多くの星と違って、あの金ボタン、
光り輝く金星だけは、
依然として東の空の定位置にある。
いや、むしろ東側の山影に近くなった。
動き方も違うこの星を見て、
昔の人はどんな思いを馳せていたのだろう。
★ 12月1日 火曜日
なぜ4かけ2が8なのか。
機械的、自動的、慣習的に計算するだけじゃ面白くない。
その意味を考えてみた。
足し算と引き算は、単位が同じものどうしで、
これは足し、引くことだから、明らか。
しかし、掛け算と割り算は、そう簡単にはいかない。
掛け算は、単位が違うものどうし。
割り算は、単位が同じ時と違う時もある。
例えば、一皿にミカンが4個あるとして、2皿では合計
4個/皿×2皿=8個というふうに、掛け算できる。
割り算ではどうかというと、
4個は2個の何倍か、という時、
4個÷2個=2倍。
そして、
4個を2人に分けたいという時、1人は何個か、という時、
4個÷2人=2個/人
という風になる。
単位を考えると、
足し算、引き算、掛け算、割り算の意味が
明らかになると思います。
★ 12月2日 水曜日
2×2が4、ではない。
と、ドストエフスキーは、
小説「地下生活者の手記」の中で、
しきりに独白している。
が、あれは、話者である主人公の
境遇から出た真っ正直なモノローグで、
数学の世界を否定したり呪ったりしたものでなく、
あくまでも、何ものにも縛られたくない
心の自由を吐露した文学的比喩。
★ 12月3日 木曜日
地表面で、体重60㎏重の人が
上空に登るにつれて
体重は軽くなっていきます。
引力は、距離の2乗に反比例して弱くなっていくから。
だから、地球半径(6371㎞)の2倍のところ、
12742㎞の上空では、体重は
4分の1で、15㎏重、
3倍離れていれば、
9分の1、6.6㎏重になる。
そんなに離れていなくても、
人工衛星、特に、国際宇宙ステーションISS(高さは400㎞)
の中では、無重力、つまり体重がゼロになるじゃないか、
と、思われますが、
あれは、地球の周りを円運動していて
引力と遠心力が釣り合っているから。
言い換えれば、連続的に自然落下しているから
ゼロ、無重力状態になっている。
★ 12月4日 金曜日
体重は、上空に上るほど
軽くなっていくから、
逆に、地下に潜るほど
重くなるかというと、
そうはなりません。
なぜなら、
例えば、地球半径の半分の所まで来たとします。
下側だけでなく、
上側からの引力もあるので、
差し引き、
その位置に於ける半径分の球形の引力を受けることになる。
よって、地下に潜っていくと
体重は軽くなっていき、
地球の中心ではゼロになります。
★ 12月5日 土曜日
今日は土曜日。明日は日曜日。
そして、月火水木金、と続く。
なぜか、みな天体。
それも地球に近いものばかり。
太陽、月、火星、水星、木星、金星、そして土星。
実際に見る機会は、そう多くはないにも関わらず、
これは日本だけで、
外国の七曜は、また違ったものなんだろう。