A「何事にも起承転結と言ってね、

ドラマみたいなものがあると思う」

B「序破急といったようなもの?」

A「簡単に言えば、そう」

B「で、コロナの感染問題で言えば、今はどうなの」

A「起承転結で言えば、今はまだ、承の初めの段階じゃね。

B「序破急で言えば、まだ序か。

長い闘いなんじゃね。転と結はどうなるんじゃろ」

A「さっき言ったように、物事は何でもドラマみたいなもので、

展開してゆく流れがあってね、

予想だにしないことが起きるじゃろう」

B「どんな事?」

A「想像もできんこと」

B「想定外?」

A「千年に一回の大津波も起きたんだ。

何があってもおかしくない」

B「他人事じゃない」

A「そうよ。だから、今でも自重するに越したことはないよな」

B「自重? 俺なんか、せめて毎日、

快食、快便、快眠、それに適度な運動くらいの心がけしかできない」

A「それでいいんじゃないか。

病気にかからん為の秘訣は、結局そこらにあると思うよ。

人間には、自然免疫ってものが備わってるんだから、

それがうまく機能するための健康を守ってれば、

何とか切り抜けられると思う。

大昔の、医療も十分でなかったパンデミックを

くぐり抜けてきた祖先の末裔なんだ。俺たちは」