(有明の月です)

 

月に行くと、物体の落下する加速度が、地球の六分の一、

体重も六分の一になる。

 

なぜなら、月は地球より小さく、

その分、引力も小さくなるから。

 

そのことを、もっと具体的に、敷衍して言えば、

例えば、同じ1秒間でも、

落下する距離は、地球の六分の一になるし、

 

同じ距離を落下する時間は、√6倍、つまり約2.4倍になる。

 

だから、月に行けば、

楽に、ゆっくり、遠くまで

スローモーションのように、

飛んだり跳ねたりすることができる。

 

 

月の表面は真空で、

日が当たれば温度も高く、

放射線も直にやって来るから、

 

地下都市でも作って、住みやすい居住空間を創れば、

夢みたいな、飛んだり跳ねたりの運動もできる。

 

実際、月に行ってもいないのに、

そんなこと言えるのか、

と思われかもしれません。

 

が、

物理を知れば、

容易に、また具体的に、

その他の興味深いことまで

色々と想像できます。

 

(追記)

日々の狭苦しい人事のことからいったん抜け出て、

時には、視野をより広く、より自由に、

清涼な気分で、物事を見てみたいという思いから、

こんなことも書いてみた次第です。