学校教育こそ越境学習を!! その1

SSH担当者として様々な学校や大学、研究機関、行政、地域企業などなど、特に学校外の様々な立場の方々と関わる機会に恵まれている。この経験は外から学校を見るよい機会になりましたが、これまで当たり前と考えていた自分の価値観、学校の価値観が、残酷すぎるほど社会の変化の流れから乖離している厳しい現実を突きつけられることに。

しかし、学校外に出たときに感じるこの違和感や居心地の悪さは、時にメタな視点に繋がり、学校内にいただけでは見通せなかった目指すべき方向が見いだせたり、モチベーションの向上にも繋がるもの

さらに、外から内に戻ったときには、二度目の違和感や居心地の悪さを感じることにも。これは、自分の思考や価値観の再構築に大いに役立ち、自分自身にとって深い学びと大きな変容 (成長)をもたらす

さて、もしもこのような刺激的かつエキサイティングな体験が学校カリキュラムの中で再現できたならばどうだろう?
感受性豊かな10代の生徒達である。
どれだけ変容 (成長)し可能性を開花させられるだろうか・・・

実はこれが5年前 SSH 第II期のプログラムで描いていた協働共創プログラムの構想なのです

自分がいる枠の中にとどまらず、境界を越え、または往来する。学校と社会の境界、教科間の境界、年齢世代の境界、文化、国の境界、あらゆる境界を越えて学ぶ越境学習こそ、生徒たちを社会を前に進めていく冒険者に育てていくのです!

これは、社会と学びを結ぶこれからの滝川高校のSSHにおいても重視していく考え方です