小説みたいなもの(短編)--題名・未定--その4 | ひでごんの独り言&小説みたいなもの

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何か気ままに
書いていこうと思います。

 恵美は、木の幹に背をあずけたまま夜響をみつめた。
その瞳にうつっているのは、自分の姉が愛した男である。
姉の残した日記には、二人ですごした時間が書きつづられていた。その内容は、赤面してしまうほど愛にみちていた。
今、目の前の夜響からは、とうていイメージが出来ない。
 恵美が夜響に抱いたイメージか、無口、無愛想である。
もしかしたら、姉があんな死に方をしたせいなのかもと、思う恵美である。
 あれから、一年たった。恵美はふと、海の方へと視線を移した。
 海は、夏の日差しをうけながら、青く光り輝いている。
 「ねぇ。いつもここに来るんだね。姉さんと逢ったのも、ここなんでしょ。」
 返事は、期待してなかった。むしろ、気分を害してしまうかもと恵美は思った。
 響夜が、そっと手にした本を閉じた。そして、恵美と同じように海へと視線をうつした。
 「綾は、いつもそこに座ってた。海を眺めながら。」
 静かな響夜の声であった。
恵美は、静かに目を閉じた。姉が感じていた空気を、感じ取ろうとしているかのようである。
しばし、時間だけが流れた。
 「一つ教えて欲しいんだけど。」
 恵美が、響夜の方へと視線を移しながらきりだした。
何となく、今なら教えてくれるような気がしたのである。響夜は、黙ったままである。
かまわず恵美が話を切り出そうとしたとき、不意に響夜が振り向いた。
 「今日は、もうだめだ。人が来る。」
 その言葉と同時に、後ろの方から女性とおぼしき声が、聞こえてきた。
 「あれだよ。」
 「そうみたいね。」
 恵美が振り向くと女が二人、こちらに向かって歩いてきていた。
一人は、ジーンズに真っ赤なTシャツ姿。もう一人は、デニムのショートパンツに黒のキャミソール姿であった。
 「あっ。人がいる。どうする?。」
 「今日は、下見だけよ。」
 二人は、恵美まであと数メートルのところで脚を止めた。
 「こんにちは。お一人?。」
 ショートパンツ姿の女が、恵美に挨拶してきた。もう一人は、恵美がもたれかかっていた木を見上げている。
 「いえ・・・。ええと・・・。」
 ”この人何を言ってるんだ。目の前に、一人いるじゃない。”と、恵美は思った。
そして、響夜の方をチラリと見た。
響夜は、また本を開いて読書中であった。
 「まぁ、いいわ。エリン。これで、間違いない?。」
 もう、恵美には興味が無いと言わんばかりに、木を眺めているもう一人に声をかけた。
 エリンと呼ばれた女が、コクリとうなずいた。
 「間違いないみたい。やっと見付けたね、メグ。」
 エリンが、うっすらと笑った。メグも、満足そうに笑いながらうなずいた。





 今回は、ここまでです。すいません、短くて(;^_^A
今後、アップスピードをあげてくので、お許しください。
でわでわパー