小説みたいなもの(短編)--題名・未定--その2 | ひでごんの独り言&小説みたいなもの

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何か気ままに
書いていこうと思います。

 「良かった。口、きいてくれないかとおもった。」
 恵美が、悪戯っ子のように笑った。同時に、透き通るかのような肌が、薄いピンクに染まった。
 響夜は、そんな恵美をただ見つめていた。
二人の間に、ほんの少しの沈黙が訪れた。しかし恵美は、心地よく感じていた。
丘を駆け抜ける、風も気持ちよい。
 しかし響夜は、どう感じていたのか。
視線を恵美から離すと、おもむろに立ち上がった。
そして何も言わずに、歩き始めた。
 「あっ。ちょっと待って。」
 恵美の、静かな声が、響夜の背中にあたる。お構いなしに歩く、響夜。
しかし、次の言葉が、彼の脚を止めた。
 「出雲 綾の、妹です。」
 恵美のどこか力無い、声であった。
響夜は、ただ立ち止まっている。恵美からは見えないが、何か遠くを見つめるかのような表情をしていた。
それもそうである。”出雲 綾”とは、ちょうど1年前までの、付き合っていた女性の名であった。
 「親が離婚して、二人別々に引き取られて、私がお母さんに、そして、姉がお父さんに・・・。」
 「それで、名字が違うんだ。」
 響夜が、振り向いた。どこか、優しげである。
そんな表情を見て恵美は、安堵していた。拒絶されれば、会話は終わりである。
 「でも、どうして俺が響夜だとわかった?。」
 響夜が、疑問を投げかけた。逢ったことのない人間を、どうやって特定したのだろうか。
 「姉の遺品を片づけていて、日記を見付けたの。悪いと思ったけど、・・・」
 恵美は、死んでしまった姉の遺品から、日記を見付けていた。
それを読んで、響夜の存在を知ったのである。
 日記は、幸せそのものの内容であった。いつも姉と響夜は、ここで二人だけの時間を過ごしていたことが、書かれていた。妹が読んでも、赤面してしまう様な、内容であった。
 途中までは。
 「教えて欲しいの。姉のことを。」
 ためらいの色がある、声であった。
 「ずっと、離ればなれだった。知りたいの。姉が、どんな人生をおくってたのか。」
 恵美は、一呼吸ついた。どこか、ためらってるかのようでもあった。
 「どんな人を、愛したのか。」
 二人の間に、沈黙が訪れた。少し、重苦しささえある。
 かたわらで、大木がその葉をざわめかせた。
 ”何故知りたい?”
 恵美は、声を聞いたような気がした。しかし響夜は、口を動かしていない。
声は、大木の方から聞こえたような気がした。
恵美は、そちらの方を見た。でも、だれもいない。ただ、木がざわめいているだけであった。
 「さようなら。」
 響夜は、冷たく言い放ち、歩き出してしまった。
恵美は、慌てて何か言おうとしたが、止めてしまった。きっと今は、無理だろうと思っていた。
明日も、来ればいい。恵美はそう、考えていた。
 「また、明日。」
 恵美は、響夜の背中にそう声をかけた。小さな声で。
 ”姉が、愛した人。知りたい、貴方を。”
 恵美も来た道を戻ろうと、歩き出した。すると強い風が、丘を駆け抜けた。
その風の音の中に、また声が聞こえた様な気がして恵美は、振り返った。
そして軽く首を振って、歩き出した。
疲れているんだろう。と、考える恵美であった。
 もうすぐ、姉の一周忌がくる。その準備などで、忙しい日々を送っていた。
それで、幻聴が聞こえるのだろうと、納得しようとしていた。
 ”知らぬ方が、幸せだぞ”
 幻聴は、そう言っていた。




やっと小説をアップしました。
さぼって、すいません(;^_^A
しかも、ちょいと短めです。
これいじょう書くと、切りどこが難しくなるもんで・・・
お許しください。
あっ。題名も考えなくては・・・ガーン

今回も付き合ってくださる方へ、頑張ってアップスピード上げますので
また、お付き合いください。
一応、恋愛小説のはずです。(;^_^A

でわでわパー