小説?みたいなもの(超短編)--狂気--その1 | ひでごんの独り言&小説みたいなもの

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何か気ままに
書いていこうと思います。

 俺は、どのくらいここに居るんだろう。くそ!。頭の中が霞がかかった感じで、思い出せない。

 違う!。考えるのが面倒なぐらい、思考能力が落ちている感じだ。

こんな部屋に居るせいだろうか。頭が、おかしくなってきている気がする。

壁も、床も、天井も、やけに白く眩しい。強烈な光を発している、照明のせいだろう。

 そして、あちこちに赤黒いペイントが施されている。ペンキを適当にぶちまけたような、ペイントだ。

 なおかつ、形容しがたい悪臭。

 部屋の片隅に眼をやれば、何かしらの、動物のような死骸が転がっている。臭いは、あれからだろう。そもそもあれは、何だったかな?。俺は少しの間、思考を働かせてみた。思い出せない。否。めんどくさい。

 確かめに行こうかと思ったが、それも面倒だ。

 俺は天井を、見上げた。やけに、高い。そして、8個の水銀灯の強烈の光が降り注いでいる。

30畳程ありそうなこの部屋には、十分すぎる光の量だ。

 しかもこの部屋には、窓がない。結果、やけに暑い。

 「くそ!。暑いな。」

 誰も聞く者などいないのに、ついつい声が出てしまう。

 ぼんやりと天井を眺めていると、『ガチャン』と、ドアが開く音が響いた。音の方へ、視線を移すとあの死骸が転がっている傍らの壁の一部が、開いていた。

ドアのところには、男が一人立っている。

 俺と同じ、白のスエットの上下を身に着ている。デザインなのか、赤黒い血のりの様な模様がはいっている。俺はこの男を知っている。仲間の、鬼頭だ。

 「よう。やっぱり残ってたか。」

 抑揚の無い声が、部屋に響いた。何時もと変わらない、いつもの声だ。

 「どうしたんだよ。腑抜けてるじゃん。」

 鬼頭は特に表情も無く、話しかけてきた。いつもの声で。

否。

 何かが違うと俺の脳みそが、警報を鳴らした。体が重い。

 鬼頭は、傍らの死骸をチラリと見てから、ゆっくりと歩き出した。俺の方に。

 「その様子だと、全くの正気でもなさそうだな。案外、弱かったんだな。」

 頭の霞が、少しずつとれていく。体にも、力が戻ってきている。俺は何も答えずに、奴を見ていた。

鬼頭は、2メートル程の距離のところで立ち止まった。

 「簡単に考えろよ。腹が減ったから喰う。簡単だろう。それが、本能だ。」

鬼頭が、うっすらと笑みを浮かべた。ゾッとする表情だった。

 俺は、素早く奴の後ろを見た。ドアは、開いている。頭の中は、霞が取れきってないが、警報だけは出続けていた。危険だと。それこそ、本能だろう。

その本能が俺に、臨戦態勢をとらせた。いつでも、動き出せるように。